2013/11/05

N2NのFEELING ELECTRICも歌った「NIROCK! VOL.8」~ロックテイストあふれる新納慎也さんのライブ

本日(4日)は新納慎也さんのライブ『NIROCK! VOL.8』に行ってまいりました。(会場:渋谷GLAD)
今回で3年連続参加! ミュージカル界の方には珍しい、ロックテイストのライブと一転していつも笑いが絶えないトークとで、毎年楽しみにしています。

今回のライブでの目玉は終盤に歌った『FEELING ELECTRIC』でしょうか。
ドクター役で新納さんが出演していたミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』の初期段階、オフで上演されていたころにドクターが歌っていた曲なのですが、ある段階でカットになった曲だそうです。
このドクター役は初期には『RENT』のオリジナルのマーク役、アンソニー・ラップが演じていて、私もアンソニーのyoutubeでの映像は見たことがありますが、生でこの曲を聴くのは初めて。

新納さんがアメリカで『ネクスト~』を見たときはこの曲が入っていたころだそうで(私がニューヨークで見たときは、カットされた後だった)、今回の日本上演で「歌いたい」と希望されたもののそれは叶わなかったとのこと。
しかし、「では、今回のライブでぜひ歌いたい」と作曲のトム・キットに連絡したらとても喜んでくれて、音源や楽譜などを送ってくれたそうです。
ちなみに、トム・キットは今、『IF/THEN』という新作ミュージカルを作っている最中で、『IF/THEN』にはアンソニーも出演します。日本とアメリカと海を越えて、同じミュージカルの絆でつながっているなぁ……と感じさせるエピソードでした。

ということで、初めての『FEELING ELECTRIC』、ロックなテイストにあふれるナンバーで、非常にパワーがありました。この曲があったら『ネクスト~』の世界の幅もまた広がったんじゃないかなあ、と思うくらい。
ちなみにライブの冒頭は、いきなり『N2N』のドクターの「始めよう~」の曲(というか、一節)からでした(笑)。

しかし! ミュージカル俳優の方のライブっておそらくミュージカル曲がある程度はあると思うのですが、新納さんの場合はこれのみ(これも、いわゆるミュージカルっぽい曲でなく、ロックですからね)。ノリのよいロックとイメージが広がるバラード、あと、「必ず盛り上がる」昭和の曲メドレー(笑)で構成されているのが、新納さんらしいところ。新納さんオリジナル楽曲(新作)の細やかな心情、「ピンクスパイダー」の迫力と艶やかな声などが印象に残ります。ますます表現が多彩に、歌声も深くなってらして素敵でした。

トークコーナーでの実生活のあるエピソードも抱腹絶倒。前のライブで聞いたエピソードもそうでしたが、日常生活でも普通では考えられない波乱を呼んでいらっしゃるのが面白いですよね。

来年のNIROCK!まで「死ぬな怪我すな病気すな」とコール&レスポンスする新納さんとオーディエンスの息の合ったところも楽しい、一体化あるライブでした。あ~、楽しかった!

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2013/02/05

土日はライブに~山梨鐐平さんコンサート&PATA PATA☆MAM Produce Live山本芳樹さん・丸川敬之さん

この土日はライブ2本(+芝居1本)。

土曜日には山梨鐐平さんのコンサートに。
会場の自由学園明日館(みょうにちかん)は、旧帝国ホテル設計のフランク・ロイド・ライトの設計による重要文化財で、とても趣のある会場。
そのクラシックで凛としたたたずまいのハコにぴったりな山梨さん。日本人なのに、なぜか中世の貴族のイメージを漂わせる、独特の存在感のある歌声を聞かせます。
何しろ、1曲目から、マリー・アントワネットがルイ16世に嫁いでいく、ライン川下りの様子を歌った曲ですから。山梨さんはルイ16世マニアでもいらっしゃるとか。本当に独自の、誰にも真似ができない世界が展開しています。

(というか、職業柄結構いろいろな方にお会いしますが……山梨さんのような方には初めて会いました(笑)。なんかもう、存在自体が不思議。すべてを超越しているような、でも押し隠したところに情感があるような……不思議な方でした)

そして、ゲストは真矢みきさんで、3曲デュエットを。非常に異質な二人だけれど(トークもかみ合わない感じ(笑)(…スミマセン)が妙におかしい)、どこか重なり合う部分もあって。それが化学変化を生んで独特な世界が出現していましたね。特にあげれば、「流星の日」の曲が会場の雰囲気にも素敵でした。


日曜日はPATA PATA☆MAM Produce Live vol.11 「EMOTION part.3」
スタジオライフの山本芳樹さんと花組芝居の丸川敬之さんの二人ライブのシリーズEMOTIONの第3弾。
今回はプロデュースに小川智之さんを迎えたということで、音楽面でも非常に完成度の高いものになっていたようです。こちらも異質なお二人の生み出すハーモニーというのでしょうか。

情感豊かで、情景表現力が素晴らしい山本芳樹さん。歌声だけで違う空間を生み出せるような……。「この手に」という歌詞のところでご自分の手をふっと見つめるだけで、ぶわーっと世界が広がりますもんね。すごいですよね。
そして、パワーある歌声の丸川敬之さん。高音部の伸びが以前よりもよくなって、さらに迫力ある歌声になってました。お客様の熱も感じた、楽しいライブでした。

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2011/12/25

水夏希さん・Guys From The Earth Christmas Live

昨日は水夏希さん・Guys From The Earthのクリスマス・ライブ、昼の部に伺いました!

入口でいただいたピンクのサイリウムを振り振りしつつ(笑)ライブを楽しんできました。

夏のGuys From The Earthライブのときは平澤智さんが構成・演出だったのですが、今回は水さんとメンズで構成・演出を考えられたとのこと。いつも新しい挑戦をされている水さんですが、作品を一から作るのは今までにないいろいろなご苦労がおありだったかと……その分、さらに深く大きくなられたのではないかと思います。

ライブは懐かしいJoyfull!からスタート。Guys の楽曲とクリスマスソングで構成されてて、夏のライブよりもオーソドックスなしっとり感があったかな。(クリスマスソングって基本、オーソドックスな感じですからね)
会場すべてを大きな一つの愛で包み込むような歌声が素敵でした。
トークの楽しさも健在!
印象に残ったのが「アメイジング・グレイス」。途中に日本語訳詞を挟み込んで、深く歌詞の内容を伝えようとしているところがとてもよかったですね。

終演後にご挨拶を伺いました。終わった後でも笑顔を絶やさない水さん、さすがです。「アメイジング・グレイスよかったですね~」と申し上げたら、「よかったー! あの曲が今回のポイントなんですよ」とニッコリされてましたよ。

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2011/08/16

Keep on

週末は、水夏希さんのユニットGuys From The Earthのライブ、 『Summer Festival 2011 Keep on』に伺いました。

私は水さんのファンクラブAQUAの会報ライターを担当させていただいておりまして、取材でお話しているときには頭の回転の早さとトークの面白さにいつもビックリ&感動しております。何より一番感じるのは、言葉に嘘がない方だなと。会報だからファンの方に向けて話してるわけで、きっとファンの方とこうやってずっと誠実に向かい合ってこられたんだろうな、ということを(もちろん宝塚時代からずっと舞台を拝見してますが)改めて感じました。

週末のライブも、水さんらしいエンターテイメント精神が随所にあふれていて、とても楽しませてもらいました。
端的な例をあげると、いったん退場して短い時間の後再登場したときには、衣装を変えるだけでなく靴も髪型も変えてらっしゃるんですよね。それはアンコールのタンゴの後、すぐトークに出てきたときもそうでした。これ、なかなかできることじゃないと思います。それはもちろんプロ意識もあるでしょうが、お客様を楽しませたい、という気持ちがあってのことだと思うんですよ。

ライブの構成としては、会場で先行発売になったGuys From The Earthの1st Album「Keep on」からの曲と、女性演奏ユニットMODEAとのコラボ、ゲストのBugs under grooveのTETSUさんとIYO-Pさんとのダンス、夏メドレーなど、バラエティに富んだ構成(演出・構成は平澤智さん)。途中、お客様との掛け合いも楽しいトークを交えつつ、アンコール込で2時間くらい。

印象に残ったのは、TETSUさんとIYO-Pさんとのダンスバトル(?)。黒スーツ姿でのジャズィーなダンスは、水さんの本領発揮というべきかっこよさでした。アルバムに入っているという、ギタリストKBさんとのUNGPLUGGED風の(本当はPLUGされてたけど)曲は大きな世界の広がりを感じさせましたね。

Guysは、ヒップホップ系の歌って踊れる若きメンズと水さんとのユニットです。演劇ファンとしてなじみがある方は、昨年の東宝「RENT」に出ていたSpiさんかな。宝塚男役出身の水さんとは異文化の方たちと思います。

一般論として、宝塚男役トップスターの方の初コンサート・ライブが開かれるとき「ドレス姿を披露」「初めての女性姿に」とかいう見出しがスポーツ紙を飾ることが多いですよね。おそらく女性姿を見せることが、変身・再スタートを印象付ける一番手っ取り早い方法かもしれません。
でも、水さんはそれを選ばなかった。宝塚の男役として一つの完成形まで到達した方が、再スタートの姿を見せるにあたって選ばれた(誰も考えなかった)まったく新しい方法が、この異文化の人たちとのコラボなんだなと理解できました。

今の時点では水さんとメンズたちとはキャリアに差があるけれど、水さんのエンターテイメント・スピリットを身近で見て、いろいろ学んでいって、水さんに肉薄できるようになったら、きっととても面白いユニットになるのでは。そんな期待も抱かせてもらいました(なんだか、偉そうな表現で申し訳ありません)。メンズたちも大舞台で楽しそうにやっていらっしゃいましたね。

東京3ステージソールドアウトで、いらっしゃったお客様のアツイ思いもひしひしと感じたライブ。アンコールで水さんが「皆の期待をいい意味で裏切り続けていきたい。裏切りをKeep onするから、応援もKeep onして」といっていましたが、これからどんな道を切り開きながら、水さんの新たな魅力を開花させていくのか、見守っていきたいと思います。

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2011/06/01

NIROCK! vol.6

新納慎也さんのライブNIROCK! 第6回目だそうですが私は初参加。日曜日のラストステージにお邪魔しました。

日頃ミュージカルなどの舞台で活躍する新納さんですが、ミュージカルの曲など微塵もない!(笑)(あ、ご出演の『ウェディング・シンガー』の曲が1曲ありましたが、これもおおむねポップステイストですからね) まさにロックな2時間半でした。
大震災のチャリティライブということで邦楽中心の選曲に、NIROCKでのオリジナルソングを交え、アニソンメドレーや昭和ポップスメドレーなども。お客様をどんどん盛りたてていくエンターテイナーぶりが引き立ち、バラエティに富んだ歌を多彩な表現で聞かせてくれました。ノリノリの曲もいいけど、去年のNIROCKの新曲という切ない恋心を歌った曲も印象に残ります。

基本ミュージカルファンのお客様かと思うのですが、6回と回を重ねて、お客様と新納さんで積み上げてきたものがあるんだなー、というのも感じました。だって、普通、ミュージカルファンの人が一曲目からこぶし振り上げないですものね(笑)。

「216」と書いたペットボトルをおいたり、猿のぬいぐるみがさりげなくあったり、ステージ周りに置いてあるものにもさりげなく気遣いを感じられるのが、新納さんらしいところでしょうか。
トークコーナーが「直前まで何をしゃべるか考えていない」ということでしたが、本当に抱腹絶倒なお話で(震災後にスーパーに買い物に行って…というところから始まる話)面白かったですね。

「芸能をやっている人間は震災などがあると、直接役に立つことはできないけど、でも、皆さんの心を一人でも明るくすることができれば、それで意味があるのではないかと思った」という話に聞き入り…、明るくリアクションするお客様に「この人たちがいれば、日本の未来は明るいっ!」と力強く(?)言うのに笑いながらもうなずき…。

見ていて元気になれるような、プラスエネルギーに満ちたライブでした。楽しかったです。

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2011/05/16

ミカシュン☆ライブ

役者さんが音楽ライブに挑戦して新たな魅力を見せるというPATA PATA☆MAM Produce Live。
Vol.8を数える今回は『ミカシュン☆ライブ~軌跡~』。14日にお邪魔してきました。
(当初は3月13日に予定されていましたが、地震の影響により5月14日、15日に変更)

出演はスタジオライフの三上俊さん。ゲストに舟見和利さん。

PATA PATAさんのライブは何回か参加してますが、ワンマンライブ形式のものは今回が初めてだそう。
2人や3人のライブはコラボレーションで新たな視点を持つ、という利点がありますが、今回は三上さんのパーソナリティが選曲とかトークなどからトータルで窺えて、ワンマンライブにしてもらってよかったなと思いました。

内容としては、三上さんがスタジオライフに入るまでの軌跡をたどる歌だということ。
お好きだというビジュアル系の曲も3曲ほど。

劇団では女性役や少年役を主にやっている三上俊さんですが、歌声は思いのほか力強く、ストレートな響きがあるところが快かったです。(曲も前向きなメッセージがあるものが多かったかな)
あと、音楽に対して役者さん的なアプローチをされているなと思いました。1曲の中でも歌詞の内容に合わせて歌い方を変えて(特に最初に歌った曲)、内容に即した歌唱をしてくれたことが印象に残りました。
デビュー作の『夏の庭』のオーディション秘話や、役者になる前にバイトしていた時代の話など、率直なトークに人柄を感じました。それと、お客様とのやりとりで「Sキャラ」になるところが(もちろん演じてらっしゃるんでしょうけど)ちょっと面白かったです(笑)。

ゲストの舟見和利さんは4月末にスタジオライフを退団してから、お客様の前に立つのは初のタイミング。朗読少女ならぬ「朗読男子」で歌詞の朗読と三上さんの歌とのコラボやトーク、そして(珍しく)歌も。ライフ退団について、お客様の前に誠実に語られていたのが印象的です。ご自身の思いを込めた詩を読んでいるときに涙をこぼされるところもありました。
ある意味、舟見さんの「卒業式」でもあったような。

舟見さんのコーナーの後に三上さんが歌った歌も「別れじゃなくてこれが出会い」というよう歌詞で、お二人の絆を感じさせるようなものになっていました。

(ライブの話からずれますが、舟見さんは女性役で独自の境地を開いていらっしゃった方。『LILIES』の伯爵夫人や『白夜行』の雪穂など印象に残る役がありますが、一つ挙げるとするならば『夏の夜の夢』のヒポリタ。今はなきTop Stage誌で公演レポートを書いたとき、舟見さんのヒポリタを「静謐な美しさ」と表現したと思います。倉田淳さんの独自の解釈も見事でしたが、とらわれた悲しみと、女王としての矜持と、シーシアスへの愛と、いくつもに引き裂かれた感情を持ちながらも表面上は静謐で、独自の存在感を放った舟見さんのヒポリタは、日本の『夏夜』上演史上でも特に記憶されるべきものだったと思います。
退団すると女性役があまり見られなくなるのは残念ですね。でも、人の世は、上に書いた歌じゃないけど、別れと出会いの繰り返し。今後も舞台含めご予定が決まっているということなので、新たな姿が拝見できることを期待です)

客席もかなりしんみりしたトーンになりましたが、それをきちんと切り替えた、三上さんの空間掌握力もすごいと思いました。「軌跡」を振り返りつつ、未来に向かって明るく、希望を感じるラストだったと思います。

こういうライブをやると、ご本人のキャラクターがとても伝わってくるものですね。
普段役者として舞台で拝見している姿とは違う、三上さんの素の姿も感じ取ることができた楽しい2時間のライブでした。

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2011/01/06

Mick Karn 天国へ

「あけましておめでとうございます」のご挨拶も書かないうちに、とても悲しいニュースが飛び込んできました。

元JAPANのベーシストであるミック・カーンが1月4日(現地時間)肺がんのため亡くなりました。

以前にもブログで、ミックが闘病中であること、そして、彼の治療のためにdonationを募っていることをご紹介しました。私もわずかながらdonationを送ったのですが…。

52歳、若すぎる死です。

JAPANが作り上げる独特の世界からロックを知りました。私の高校生時代は彼らがかなり大きい部分を占めていたと思います。
ミックの演奏は力強くダイナミックで、かつ美しくて。彼が演奏するフレットレスベースの不思議に不安定感がある響きから、初めて音楽は楽譜ではないということを知った気がします。
よく「カニカニ歩き」とかいわれていたミックのプレイ中の動きも好きだったなぁ。
何より、デヴィッド・シルヴィアンとの声とミックのベースが重なることによって生み出される音は本当に深く、激しく、ときに静かに、世界を広げていきました。

彼の彫刻展にも行きましたが、これも非常に独特の感性がある作品群でした。ベースだけでなくアーティストとして広く才能を持っていた方です。

今は天国にいるミックに感謝の心を捧げます。
ありがとう、ミック・カーン

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2010/12/20

アダム・パスカル&アンソニー・ラップLive in Concert: Japan Tour 2010

「Adam Pascal& Anthony Rapp Live in Concert: Japan Tour 2010」12月18日の初日に行ってきました。

ミュージカル「RENT」のオリジナルキャストであり、映画版でも主役を務めたアダム・パスカルとアンソニー・ラップ。私は彼らがブロードウェイでの「RENT」に復活した期間限定公演や昨年の日本公演のほか、アンソニーの一人ミュージカル「without you」を見にピッツバーグと今年10月のソウル公演を見に訪れています。ちなみに初めてアダムを見たのは「アイーダ」のラダメスでした。

今回はスペシャルゲストが高良結香さん。前半はアダム、間に高良さんを挟み、アンソニーという構成でした。

アダムは「Me and Larry」というユニットとして現在アメリカ各地でコンサートをやっていて、日本公演はこの短縮バージョンのようです。ミュージカルの曲を新たにアレンジして歌う楽曲が、なかなか面白く刺激的。A Chorus Lineの「What I did for love」なんて、「歌詞はそうだけど、本当にこの歌…?」と思うような感じで。アダムのトークも「何の曲だかわかるかどうかわからないけど(笑)」とか言っていて、ちょっと茶目っけのあるトークでした。

中では、以前演じたという「キャバレー」のMCの「I Don't Care Much」(日本語版だと、「どうでもいいの、明日のことなど…」という感じで訳されてる曲)がジャジィなフィーリングの中に色気があって出色。

何よりも、アダムの歌声! ハイトーンの響きは「この人はこの歌声でそのまま空が飛べるんじゃないだろうか…?」と思うくらい飛翔感がありました。

ゲスト高良さんはご自身の作った曲で。RENTや以前ブロードウェイで見た「コーラスライン」の舞台の印象と違い、キュートな感じでしたね。

そして、アンソニー。こちらはロックからバラエティに富んだ選曲。「コンニチハ」「アイシテルトーキョー!」など、日本語も交えたトークのサービス精神がアンソニーらしい。
印象に残ったのは、やはり以前演じたという「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」から「Origin of love(オリジン・オブ・ラブ)」。ヘドウィグの魂が宿っているのを感じさせる、アンソニーが演じたヘドウィグが見えるような歌に圧倒されました。
一人ミュージカル「without you」での曲も何曲か。亡くなったお母様を思った曲では情感がこもり、曲の最後には天国のお母様に向かって、手でキスマークのポーズを捧げます。「RENT」のミミの曲「without you」も歌いますが、これも一人ミュージカル「without you」アレンジ・バージョンでした。
もちろん歌唱力も素晴らしい方なのですが、表現力の豊かで多彩なところは、役者だなぁ…と感じさせるものがありますね。

そして、「RENT」の「What You Own」では途中からアダムも出てきて掛け合いに。
この間シアタークリエで見た「プライド」の中で「奇跡のハーモニー」という言葉が出てくるのですが、アダムとアンソニーの歌はまさに、リアル「奇跡のハーモニー」。
声質もキャラも違う二人の声が重なることによって生み出される世界は無限大で、それはもちろん、彼らが共演してきた歴史によるものでもあるのでしょうが、とにかく、素晴らしかった!

アンコール、ラストは「Seasons of Love」。アダムの「One song Glory」も聞けて、「RENT」ファンとしてはとても嬉しい構成になっていました。

2時間半のコンサート、アダムとアンソニーの魅力を堪能できた、非常に聞きごたえのあるものでした。
ただ「歌がうまい」というのじゃなく、二人の歌はemotionに訴えかける歌。二人の幅広い可能性も知ることができたのが嬉しかったし、何よりとても楽しかった!
ミュージカルファンの方も、とても楽しめるコンサートになっていると思います。


コンサートは東京は12月22日まで青山劇場にて。その後、大阪3ステージ、沖縄1ステージを予定。

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2010/06/06

元JAPANのMICK KARNについて

元JAPANのベーシスト、MICK KARN(ミック・カーン)が、現在、進行期の癌を患っていると発表されました。

以前、ブログでもデヴィッド・シルヴィアンのことを書いたことがあります。かつて熱心に音楽を聴いていた者として、ミックのこの報に大変ショックを受けています。
現在、ミックをサポートするためのDONATIONを受け付けているそうです。

詳細はミック・カーンの公式サイト
http://www.mickkarn.net/
にてご確認下さい。

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2009/12/02

PATA PATA☆MAM Produce Live Vol.5

PATA PATA☆MAM Produce Live Vol.5
『EMOTION~恋のトキメキと切なさをうたう~』
出演:山本芳樹さん(スタジオライフ )・丸川敬之さん(花組芝居 )

29日日曜日最終回に行ってまいりました。
役者さんやミュージシャンが新たな挑戦をするライブというコンセプトでやっていらっしゃるPATA PATA MAMさんプロデュースで今回で5回目ですが、役者さんが出るライブとしては2回目。

前回、渡部紘士さん、荒木健太朗さん、芽映はるかさんが出演した Live Vol.1に行ったときの感想はコチラ。

通常の音楽ライブとは違い、役者さんならではのアプローチが伺えて、なかなか楽しいライブでした。

最近女性役が続いている山本芳樹さんは女心を歌い、丸川敬之さんは男心を歌うというものです。
お二人とも、特に丸川さんは意外なほど(すみません!)歌唱力がしっかりしていらしたし、歌詞をただの歌詞でなく、意味ある言葉として伝えようとしていたのがとてもよかったですね。

山本芳樹さんは、歌の情景表現力がとても素晴らしい。歌い始めると、(スモーク炊いてないのに)霞がかかった「山本芳樹ワールド」が全開になります。
中では、妹さんの結婚式のときに歌われたという思い出の曲(嫁いでいく娘が母親を思って歌うという設定の曲)がとても情感がこもってましたね。山本さん自身の、家族愛のある優しい人柄も伝わってきてよかったです。
(個人的な感想としては、私は母親を亡くしているので、山本さんの歌を媒介として母親が庭にいる情景がまざまざと浮かんできてしまい、涙をこらえるのにとても苦労しました)

丸川さんは、見た目的にはちょっと強面?ふうだけれど、ナイーブな内面が見え隠れする個性が面白いですね。それこそ、『RENT』の内面に屈折するものを抱え逡巡するロジャーも似合いそうな個性をお持ちなんだな、というのが感じられました。テンポのある曲もなかなか迫力があってよい感じです。
花組芝居座長・加納幸和さんが歌詞を書き下ろした、丸川さん作曲のオリジナル曲も。これも終わりが近い恋を歌った歌で、もしかして加納さんが丸川さんに抱いているイメージがこういうイメージなのか…!?(邪推です)

初顔合わせの二人なので、共演はどうかなーと思ったのですが、個性がまったく違い好対照でよかったです。
小さい会場で本当に息遣いまで感じられるライブ会場だからこそ、いろんな挑戦もできると思うので、また次回どんな組み合わせで見せて、聞かせていただけるか楽しみにしてます。

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