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2012/06/18

ウォーキング・スタッフ『ディーラーズ・チョイス』

男たちがポーカーする話。仲間内のポーカーゲームに、一人の外部の人間(プロ)が入ってきて…。

という、言ってしまえばかなり単純な設定の中で、勝負する男たちの切羽詰まった気持ち、閉そく感、ここから抜け出したいというもがき、でも決して抜け出せないだろうというあきらめ?、ただお金をやり取りするだけでない妙な絆……が次第に見えてくる。スリリングかつ濃密な時間でした。

セットもすごい。シアター711の小さい舞台にリアルな厨房のセットを組む(実際に水が出て、コンロの火もつく)。さて地下でやるというポーカー部屋はどうするのだろう…?と思ったら、見事に厨房のセットをはけさせてポーカー部屋も出現させていたのだから。

大人の男の存在感が際立つ、鈴木省吾さん、徳永邦治さん。多根周作さんも達者。木咲直人さんは本当にイケメン。この現実から抜け出したいとしながら、でもちょっと甘えてるところが見えて、なかなか魅力的(甘さの出し方が秀逸)。おかゆ太郎さんはカモでありながら、カモられてることに気付かない鈍感さがうまく出てましたね(本来は、ピン芸人さんなのですって。ビックリ)。そして、ポーカープロを演じた加納幸和さん。アマチュアの彼らの一つ上を行くプロ…と見せかけて(スリルのためにギャンブルするのでなく、生活のためにギャンブルするといいながら)、彼自身も切羽詰まったものを見せる。そんな危うさを覗かせている男。色気のあるたたずまいが素敵! コインで勝敗を決めるポーズまでもが美しいのです。

後から伺ったところによると、この芝居の設定は1995年とのこと。劇中で言われている3千ポンドは60万円くらい。この金額を聞くと、芝居の内容もまた違って見えてくるかも。
公演は今日(6月18日)まで。

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