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2012/06/27

BEST STAGE8月号に

本日発売のBEST STAGE。

「ロミオ&ジュリエット」城田優さん&シリル・ニコライさん対談
「ミス・サイゴン」山崎育三郎さん・原田優一さん対談
「シカゴ」米倉涼子さんインタビュー
スターのハマりもの(&「スリル・ミー」について) 柿澤勇人さんインタビュー

の原稿を担当しております!
よかったら手に取ってご覧下さいませ。

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2012/06/23

『エリザベート20周年記念コンサート』マヤ・ハクフォートさん、マテ・カマラスさん取材しました

10月に開催される、ウィーン版『エリザベート20周年記念コンサート』。主演のエリザベート役、マヤ・ハクフォートさん、トート役、マテ・カマラスさんの取材に伺いました。

マテさんの素晴らしさは既にこのブログで筆を尽くして書いておりますが(笑)、マヤさん…!
私が海外でいろいろな作品を見てきて、「役もさることながら、もう存在そのものが素晴らしい!!」と思った、本当に力技でねじ伏せられるほどに圧倒されるような舞台を見せて下さった女優さんが何人かいます。
具体的に書くと、『サンセット・ブルバード』のエレイン・ペイジ、『アイーダ』のヘザー・ヘッドリー、『ウィキッド』のイディナ・メンゼル、『ジプシー』のパティ・ル・ポン……そして、『エリザベート』のマヤさん。

言葉でなく、理屈でなく、全身全霊で役を演じているというような。魂そのものが舞台に立っている感じというのか。
これほど素晴らしい演技を見せてくれた方に直にお話を伺える、とても貴重な経験でした。

さて、取材場所で準備しているところに先に現れたのがマテさん。「マダ時間アリマス?」とまず日本語で一言(笑)。日本語も大変お上手になっているようです。ほどなくして現れたマヤさん。私たちの前の取材とは別のドレスに着替えて下さって(それも、ゴージャスな!)登場したのですが、すぐに、私含め取材陣全員に笑顔で握手をして下さいました。なんて優しい。やや緊張気味(めったに緊張しない私ですが、このときばかりは…)の私の気持ちもほぐして下さった。

撮影からスタートし、続いてインタビューへ。お話を伺っていて感じたのは、お二人の間に深い信頼と絆があるなということ。二人で長い期間、同じ役に向き合ってきて『エリザベート』という作品を作り上げてこられたのは、お互いに尊敬と信頼があるからなのでしょうね。話している途中にときどき見かわす二人の視線がそれを物語っていて、とても素敵でした。

マヤさんに役作りについて伺ったときには、1000回以上もエリザベートというハードな人生を演じるにはこれほどの克己心が必要なのだな~と感心しました。

結構日本語がわかるようになったマテさん、私の日本語の質問が終わるとすぐ「ワカリマシタ」と答えられて、日本語はかなり聞き取られているようです。日本でトートを演じた経験を糧に、再びウィーン版で演じられることをとても楽しみにしていらっしゃる様子が伺えました。マテさんはいつもジェントルマンで素敵。

そうそう、取材前日に行われた大阪での『エリザベート』のプレイベントで、お客様の歓迎ぶりもとても嬉しかったようですよ。

マテさんがお茶目さんなのは、『エリザ』カーテンコールの様子などで皆さんご存じと思いますが、意外にお茶目さんなマヤさん。最後に読者プレゼント用のポラにサインをしていただいたら、(サインしたものがすぐ乾くように)ポラにフーフー息を吹きかけてくれたりして(笑)、その様子がなんともキュートなのでした。

この日本公演がラストというマヤさんのエリザベート。そして、東宝版とは違うドイツ語で歌うマテさんのトート。10月の公演ですが早くも期待が高まります。このインタビューの媒体掲載時期が近づきましたら、またブログでもお知らせしますね。


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2012/06/18

ウォーキング・スタッフ『ディーラーズ・チョイス』

男たちがポーカーする話。仲間内のポーカーゲームに、一人の外部の人間(プロ)が入ってきて…。

という、言ってしまえばかなり単純な設定の中で、勝負する男たちの切羽詰まった気持ち、閉そく感、ここから抜け出したいというもがき、でも決して抜け出せないだろうというあきらめ?、ただお金をやり取りするだけでない妙な絆……が次第に見えてくる。スリリングかつ濃密な時間でした。

セットもすごい。シアター711の小さい舞台にリアルな厨房のセットを組む(実際に水が出て、コンロの火もつく)。さて地下でやるというポーカー部屋はどうするのだろう…?と思ったら、見事に厨房のセットをはけさせてポーカー部屋も出現させていたのだから。

大人の男の存在感が際立つ、鈴木省吾さん、徳永邦治さん。多根周作さんも達者。木咲直人さんは本当にイケメン。この現実から抜け出したいとしながら、でもちょっと甘えてるところが見えて、なかなか魅力的(甘さの出し方が秀逸)。おかゆ太郎さんはカモでありながら、カモられてることに気付かない鈍感さがうまく出てましたね(本来は、ピン芸人さんなのですって。ビックリ)。そして、ポーカープロを演じた加納幸和さん。アマチュアの彼らの一つ上を行くプロ…と見せかけて(スリルのためにギャンブルするのでなく、生活のためにギャンブルするといいながら)、彼自身も切羽詰まったものを見せる。そんな危うさを覗かせている男。色気のあるたたずまいが素敵! コインで勝敗を決めるポーズまでもが美しいのです。

後から伺ったところによると、この芝居の設定は1995年とのこと。劇中で言われている3千ポンドは60万円くらい。この金額を聞くと、芝居の内容もまた違って見えてくるかも。
公演は今日(6月18日)まで。

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2012/06/17

オモシィにスタジオライフ「天守物語」レポート&舞台写真が掲載になりました

現在公演中のスタジオライフ「天守物語」。公演レポートを演劇&エンタメ系webマガジン「オモシィ」に書かせていただきました。

舞台写真も多数掲載! BUCK-TICK今井寿さんの曲についても書かせていただいてます。
こちらからご覧下さいませ。

BUCK-TICK今井寿×宇野亞喜良×スタジオライフ 奇跡のコラボ! 天守物語開幕

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KAAT『ピノキオ~または白雪姫の悲劇~』ワークショップ公開

宮本亜門さんが芸術監督を務めている神奈川芸術劇場(KAAT)。
「90年に初演された亜門版ピノキオを移動型劇場版として大幅に改定。劇場以外の場所でも公演ができるKAATのレパートリー作品を作ります。2013年の本公演を目指して、今年はオーディションで選ばれた俳優たちと作品作りのためのワークショップを開催。完成前の稽古途中の過程を一足先に一部公開します!」
というものを、ご縁あって拝見しました(6月16日)。

スタジオに仮設で組まれたステージは本ステージのほか、ドーナツ型のエプロンステージもあって。(宝塚で言うところの銀橋の円形バージョンで、銀橋が囲んだ中にも客席が組まれる)という臨場感ある設定。始まる前から役者さんがニコニコとお客様と会話して、楽しげな雰囲気を盛り上げます。

ほどなく開幕。「宮本亜門です」と後方から声が。「振り向かなくていいでーす!(笑)」と言いながら、今日のワークショップ公開の模様を説明。「10日間のワークショップで作り上げたもので、本編は1時間20分だけど今日は50分くらいできたらいいなと思います」とのことと「これは観客参加型のミュージカル。今日は大人のお客様も多いので、子供心を取り戻して見て下さい。はい、手を上にあげてブラブラ~~」とかを全員でやって皆の気持ちをほぐしていきます。
そして、「では、カーテンを閉じて、劇場空間に入っていきます。照明が入ります」との説明が入りつつ(←亜門さんの表現力ってすごいですね。見事に、窓から外光が入る普通のスタジオから、劇場空間に皆の心を持っていったもの。こういう表現力で演出を受けたら、役者さんもいろいろ違うんだろうなあ)開幕。

いろいろなおとぎ話の主人公たち、ピノキオや白雪姫などが登場しながら(冒頭の白雪姫VSピノキオ対決などもありつつ(笑))、わがままなピノキオが徐々に成長し大団円へとつながっていくストーリー。
エプロンステージを使って立体的に演じながら、お客様を芝居に巻き込んでいくところが楽しかったです。
10日間のワークショップで作ったとのことで、上演は「はい、ここでこういう場面が入ります」と亜門さんが説明しつつ進めていきます。ストーリー的には話の中心部を成すシリアスな場面がわりと多かったかな。もちろん楽しい場面も多いのですが。きっと本編では演じられるであろう部分も加わったら、よりカラフルで楽しい舞台になるだろうと思いました。

ワークショップということなので、私が存じ上げないような方々が出られるのかしら? と思ったらとんでもなくて、ピノキオが小此木麻里さん、白雪姫が千紘れいかさんと主戦級の方々が出演。ピノキオの小此木さん、イキイキとして可愛かった~。驕慢→優しさと変化を見せる白雪姫の千紘さんも美しかったし。ジェペット爺さんの本間識章さんがとてもお上手で「どなた?」と思って帰ってから調べたら、元レミゼのテナルディエでびっくりしたり。

そして、最後にすべてを持っていくような(笑)役を素晴らしく演じた「かめ」役の中野順一朗さん(ラッパ屋)。火喰い男とのっぽ(演技がちょっと歌舞伎調(笑)で、ピノキオに「変なおじさん」といわれる)を演じた丸川敬之さん(花組芝居)もとても楽しそうに演じてたのが印象的。ミュージカル初挑戦(ですよね?)の劇団の役者さんたちの実力のほども大いに光っていました。

2013年の本公演はこのキャストで演じられるかどうかは決まっていないようですが、またこのキャストで本公演版を見たいな、と思わせるものがありました。見に来ていた子供たちもとても楽しそうでしたしね。

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2012/06/16

「サロメ」から「リトルショップ・オブ・ホラーズ」へ

このところ仕事が忙しくて劇場に行く時間も取れなかったのですが、やっと一段落して水曜日は新国立劇場「サロメ」と「リトルショップ・オブ・ホラーズ」を連続観劇。

「サロメ」
ファムファタル的に描かれることが多いサロメとは一線を画す舞台。少女のサロメと若々しいヨカナーン(パブテスマのヨハネ)(成河さん)の恋が、若さゆえの無謀と疾走感で描かれる。
キラキラと輝くほどに美しい多部未華子さんのサロメ。ぬいぐるみのクマが似合ってしまうような幼い少女が恋をして一気に人生を駆け抜けてしまったようなスピード感、そして最後の独白の悲しさ。真っ白な装置に血のしみができ、やがて…(さすがにネタバレで書けないか…)のラストシーン。スタッフワークにも感服。あれを毎日、元に戻して翌日(2回公演の日は3時間後)は真っ白な装置で始めてるのってすごいなあ。

終演後は水下きよしさんと植本潤さんにご挨拶。水下さんはユダヤ人で、芝居に厚みを加える存在。植本さんはなかなかキュートなヌビア人(料理人?)でイキイキしたキャラクター。若いシリア人(山口馬木也さん)のなきがらを運ぶシーンでは手が真っ赤になってしまうんですって。見えないところでご苦労がおありなのですね。

植本さんは来年は「屋根の上のヴァイオリン弾き」で水夏希さん演じるツァイテルの相手役、モーテルを演じることに。個人的にはこのお二人が組まれるということにはとてもびっくりだけれど(笑)、でもよいカップルになるんじゃないかという予感がします。

そして、下北沢に移動して「リトルショップ・オブ・ホラーズ」へ。作品としては見たことがありますが、松村武さん演出版では初見。

いい意味でB級感満載の舞台。それは演出の松村さんテイストでもあるのか。

ツイッターにもちらっと書きましたが、新納慎也さんのオリンは日本のミュージカル史上最強キャラだと思う。(と新納さんに申し上げたら「最狂じゃない?」とのこと。なるほど(笑))どSキャラだけどどこかちょっと可愛げもあるような。客席全体をノせる盛り上げ方はライブな感覚もあった。1幕目で死んでしまうオリンだけれど、その後に小さい役で(めっちゃキャラが立ってる)連続で出てくるのも楽しい。こういう使い方をするところが松村さんテイストね。

オードリーIIの深沢敦さんも怪演。相葉裕樹さんのシーモアはまっすぐに演じているところが好印象。フランク莉奈さんのオードリーは舞台映えするスタイルと見事な歌唱力。

…と長い一日ですが、充実した観劇でした。
今ブログを書いていて気づきましたが、両方とも「血」がモチーフの舞台でしたね(笑)。

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omoshii mag発売中!

お知らせが遅くなりましたが……web版と連動したリアルマガジン「omoshii mag」発売になっています。

「エリザベート」特集で、ルドルフ役の平方元基さん、古川雄大さん、大野拓朗さんのインタビューを担当しております。
写真の美しさは必見!
また、三者三様のルドルフ像があって、真摯に取り組んでいる様子も伝わってきたので、お話を伺っていてもとても清々しかったです。
ぜひ、書店でお手に取ってご覧下さいませ。

また、webからは
omoshiiのサイト
からご購入いただけます。

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