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2012/05/05

加藤健一事務所「川を越えて、森を抜けて」見てきました

3日は紀伊国屋サザンシアターで加藤健一事務所「川を越えて、森を抜けて」を観劇。
3年前に続く再演で、私も2度目の観劇。

6人芝居、息子(山本芳樹さん)、母方のおじいちゃん(加藤健一さん)、おばあちゃん(竹下景子さん)、父方のおじいちゃん(有福正志さん)とおばあちゃん(一柳みるさん)、そし息子のガールフレンド候補(小山萌子さん)の6人芝居。

ニューヨーク近郊のイタリア系アメリカ人の「家族」の話。家族といっても祖父母と息子なのだけれど。
昇進でシアトルに行くことになった息子を引き止めようと、お見合いを計画する祖父母たち…からまつわるなんやかよの中に、旅立ち、別れ、成長、そして家族とは……を描くお話。キーワードは「テンゴ・ファミーリア!」

もちろん、人はいつか永遠の別れを迎えるものだけれど、それでも家族と作った日々の絆は、たとえ亡くなった後でも続いていくのだ……と。そして、祖父母たちと同じようにあたたかな家庭を築く息子の姿にも、人間の命の永遠を感じさせられる。
心があたたまる芝居を、丁寧に、かつ軽やかに、楽しく作り上げていて、まさに佳作。
芝居っていいよね……と単純な言葉だけれど、しみじみ思わせてくれる舞台でした。

ひょうひょうとしたおじいちゃんのカトケンさん。今回の再演では自分のお父さんのことを語るところがひときわ胸にしみました。なんともおばあちゃんの竹下さんもチャーミングで愛らしい。
前作「出発の詩集~モスクワからの退却~」のときも思ったけれど、家族にしっかり向き合える大人年代の息子、でもマザコンとかでなくてちゃんと親や祖父母に愛情をもって接しられる人、というのを演じたら、山本さんの独壇場。この戯曲で描かれる心優しい息子を違和感なく演じられる人はそうはいないはず。カトケンさんも海外戯曲の男性を活かせる人材を見事に発掘(?)したものだと思う。今回の山本さんも、息子の心の機微を丁寧に描いて好演。

東京公演は5月6日まで
以降6月30日まで全国で公演

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