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2011/10/26

BOYZ BALLET FANTASY初日

『BOYZ BALLET FANTASY2011~Loving SWAN LAKE』
パンフレットの竹邑類さん(構成・演出)、中河内雅貴さん、森新吾さん、桐生園加さん、西島千博さんの座談会を担当いたしました。

本日初日を拝見。

ダンスダンスダンスの2時間。
舞台の大まかな流れとしては、バレエスタジオでうまく踊れない青年(中河内さん)がひと時のまどろみの中で、自分をバレエへと誘う人たちや、もっと刺激的なものとの出会いを示唆する人たちと出会い、自分のバレエを探す……というようなストーリーを幻想的に表現しているもの、というところでしょうか。

バレエといえば「白鳥の湖」。Loging SWAN LAKEとは自分が踊りたい、と思った気持の原点に立ち返って、さらなる高みを目指す……。と言葉で書くと当たり前な感じだけれど、これが肉体という言語で語られると圧倒的な力を持つのですね。

ある種幻想の世界で、バレエだけでなく、さまざまなダンスが繰り出されます。黒の衣装でカッコよく決めたタンゴや1幕ラストの美しい混沌が印象的。ラストの「ボレロ」は本当に長尺で、ヒップホップやタップダンスなどそれぞれの人が踊りつないでいく、ラストに向けての高揚感は果てしないですね。

バレエへの道を指し示すMASTER OF BALLET役の西島さん(バレエ監修も担当)。確固たる信念と堂々とした存在感があって、まさにバレエの美学を知り尽くしている人だからこそ、バレエの道に誘えるのだな……と。さまざまなタイプの踊りを踊った中で、特に青年とMASTER OF BALLETが二人でバレエを踊った場面が記憶に残ります。さらなる高みを目指すことの厳しさを身をもって教えているというか。ミュージカル『BILLY ELLIOT』(リトルダンサーのミュージカル版)で、バレエを目指す少年とバレエダンサーの青年(おそらくは、その少年の未来の姿=映画版でアダム・クーパーが演じていたものと同じいでたちなので)が連れ舞うシーンをちょっと連想しました。

陽性で強い光を放つ森新吾さん(ヒップホップ振付も担当)、宝塚退団後、舞台は初となる桐生園加さんはマニッシュなダンスあり、タンゴでは黒のドレスでセクシーに踊るところもあり。

そして、芯となる青年役の中河内さん。青年の惑いも自分自身に落とし込んで、とても真摯に取り組まれているのだろうなあ、という印象。すべてを投げ打つようにして踊っている姿は、本当に清々しいのです。

生演奏で、色気のある音楽だったのも素敵でした。
めくるめく2時間。人間の体が作りだすものは、こんなにも生命力にあふれているのか……と実感します。
楽しかった!

公演は10月30日まで、天王洲銀河劇場にて。
よかったら、パンフレットもお読みくださいませ。雑誌のインタビュー記事は大体1500字~2000字くらいなんですが、この座談会は8000字! で読み応え十分。皆さんの素顔ものぞけるものになってます。

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