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2010/12/20

アダム・パスカル&アンソニー・ラップLive in Concert: Japan Tour 2010

「Adam Pascal& Anthony Rapp Live in Concert: Japan Tour 2010」12月18日の初日に行ってきました。

ミュージカル「RENT」のオリジナルキャストであり、映画版でも主役を務めたアダム・パスカルとアンソニー・ラップ。私は彼らがブロードウェイでの「RENT」に復活した期間限定公演や昨年の日本公演のほか、アンソニーの一人ミュージカル「without you」を見にピッツバーグと今年10月のソウル公演を見に訪れています。ちなみに初めてアダムを見たのは「アイーダ」のラダメスでした。

今回はスペシャルゲストが高良結香さん。前半はアダム、間に高良さんを挟み、アンソニーという構成でした。

アダムは「Me and Larry」というユニットとして現在アメリカ各地でコンサートをやっていて、日本公演はこの短縮バージョンのようです。ミュージカルの曲を新たにアレンジして歌う楽曲が、なかなか面白く刺激的。A Chorus Lineの「What I did for love」なんて、「歌詞はそうだけど、本当にこの歌…?」と思うような感じで。アダムのトークも「何の曲だかわかるかどうかわからないけど(笑)」とか言っていて、ちょっと茶目っけのあるトークでした。

中では、以前演じたという「キャバレー」のMCの「I Don't Care Much」(日本語版だと、「どうでもいいの、明日のことなど…」という感じで訳されてる曲)がジャジィなフィーリングの中に色気があって出色。

何よりも、アダムの歌声! ハイトーンの響きは「この人はこの歌声でそのまま空が飛べるんじゃないだろうか…?」と思うくらい飛翔感がありました。

ゲスト高良さんはご自身の作った曲で。RENTや以前ブロードウェイで見た「コーラスライン」の舞台の印象と違い、キュートな感じでしたね。

そして、アンソニー。こちらはロックからバラエティに富んだ選曲。「コンニチハ」「アイシテルトーキョー!」など、日本語も交えたトークのサービス精神がアンソニーらしい。
印象に残ったのは、やはり以前演じたという「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」から「Origin of love(オリジン・オブ・ラブ)」。ヘドウィグの魂が宿っているのを感じさせる、アンソニーが演じたヘドウィグが見えるような歌に圧倒されました。
一人ミュージカル「without you」での曲も何曲か。亡くなったお母様を思った曲では情感がこもり、曲の最後には天国のお母様に向かって、手でキスマークのポーズを捧げます。「RENT」のミミの曲「without you」も歌いますが、これも一人ミュージカル「without you」アレンジ・バージョンでした。
もちろん歌唱力も素晴らしい方なのですが、表現力の豊かで多彩なところは、役者だなぁ…と感じさせるものがありますね。

そして、「RENT」の「What You Own」では途中からアダムも出てきて掛け合いに。
この間シアタークリエで見た「プライド」の中で「奇跡のハーモニー」という言葉が出てくるのですが、アダムとアンソニーの歌はまさに、リアル「奇跡のハーモニー」。
声質もキャラも違う二人の声が重なることによって生み出される世界は無限大で、それはもちろん、彼らが共演してきた歴史によるものでもあるのでしょうが、とにかく、素晴らしかった!

アンコール、ラストは「Seasons of Love」。アダムの「One song Glory」も聞けて、「RENT」ファンとしてはとても嬉しい構成になっていました。

2時間半のコンサート、アダムとアンソニーの魅力を堪能できた、非常に聞きごたえのあるものでした。
ただ「歌がうまい」というのじゃなく、二人の歌はemotionに訴えかける歌。二人の幅広い可能性も知ることができたのが嬉しかったし、何よりとても楽しかった!
ミュージカルファンの方も、とても楽しめるコンサートになっていると思います。


コンサートは東京は12月22日まで青山劇場にて。その後、大阪3ステージ、沖縄1ステージを予定。

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2010/12/09

WAKU プロデュース 「Michelle」

TARAKOさんが作・演出を務めるWAKUプロデュースの公演「Michelle」を見てきました。

Michelleというキーワードでつながる(ビートルズのMichelleとか)物語。イジメやリストラなども描かれつつ、でも、ちょっと心が温かくなるような優しさを持っているのは、TARAKOさんならではなのかな。
初めはちょっと硬かった客席も、話が進むにつれ、前のめりになっていって、ギャグにもどんどん反応していく様子も楽しかった。
木原実さんが秀逸。ちょっとダメな感じのお父さんだけれど、家族への愛に溢れていて。特にラストの奥さんを思って言う一言に泣かされました…。

赤坂RED/THEATERにて。公演は今日9日まで。

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