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2010/04/03

遅ればせながら「巨匠溝口健二」

※ 父親もおかげさまで無事退院しまして、これからボチボチ良い方向に向けていきたい、というところです。ブログも通常営業でいきますね※


公演から1週間たってしまいましたが、おおのの『巨匠溝口健二』見てきました(3月27日ソワレ)。

花組芝居では加納幸和さんの演出助手を務める大野裕明さんの個人ユニット「おおのの」。大野さんの作・演出で上演されたのは、花組芝居の旗揚げメンバーの一人、溝口健二さんの一人芝居。

映画監督溝口健二が役者溝口健二を「かもめ」のニーナに配役し、映画を撮影する、という設定。溝口健二監督作品と役者溝口健二の過去(初恋とか)をも振り返りながら、広い意味では、演劇というか、パフォーミングアートに対するオマージュに溢れる作品。
特に、ラスト近くの溝口監督の撮影シーンが印象深く、どれだけの情熱をこめて映画を撮っていたのか、というのが感じられた(実際に溝口監督が言った言葉を使っているらしいが、それぞれは矛盾しているのに、彼の映画に対するパッションが伝わってきて、とても納得できてしまうのだ)。

「かもめ」のニーナの名台詞「私はかもめ、いいえ、私は女優」も出てくるが、はっとするのが、一瞬田中絹代を演じるところ。帽子をポコンとかぶっただけなのに、すっとおばあさんの田中絹代になれるのだ。一瞬にして大女優の気配を感じさせて、花組芝居20数年の女形歴が結実する。

1時間くらいの作品だが、もっと見ていたい! と思わせる舞台だった。(これ以上の長さは溝口さんの体力上できないとのことですが(笑))。

舞台を支えたのが4人の黒衣。花組芝居の植本潤さん、丸川敬之さん、リリパットアーミーIIのわかぎゑふさん、藤谷美樹さん。贅沢な布陣。舞台からも、客席からも、愛を感じられたのが心地良い。

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