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2010/01/27

阿佐ヶ谷スパイダース「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」

…とブログのタイトルを書いたのはいいけれど、どこからどう書いたらいいのやら。
ブルース・リーばりに言うと「考えるな、感じろ」という舞台のようでした。

作風が変わり、ネットなどで批判されるという劇中主人公の作家は作・演出の長塚圭史さんを投影しているのでしょうか。
芝居の内容を追っていこうとすると、それがどんどん自分の中で綻んできて、最後にはすべてが崩れ落ちてしまうような感覚があります。(最終的には、作家の役の内面に深く踏み入った、ということなのか?)あれはどういう意味だったんだろう…?と、今も反芻して考えるときがあって。

ある意味不条理劇なのでしょうが、観客を拒絶する不条理劇でなく、観客と共有する不条理劇というところでしょうか。それぞれの人がそれぞれのレベルで、決着がつかない気持ちを持って帰らせることで、芝居と深く関わらせようとしているのかな。

美しく魅力的な女優さんが揃っているところは眼福で、小島聖さんの伸びやかな肢体としなやかな演技が印象に残ります。村岡希美さんは不条理をリアルに落とし込める力がある方ですね。
おそらく30代中心の配役の中で、加納幸和さん(加納さんよりも一世代以上下の演出家の舞台に出るのは、これが初めてだそう)は、不条理の世界に埋没しない独特の存在感があって、その「異質感」が作品の良きスパイスになっていたようです。

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