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2010/01/26

加納幸和さん生誕50年記念・生前葬

花組芝居主宰・加納幸和さん生誕50年記念のバースディ1月25日当日に催された、生前葬というイベントに声をかけていただき、出席(参列?)してまいりました。
「個性的な喪服」というドレスコードがあり、自分の服装を考えるのも楽しい(勢い余って、あこや真珠のネックレスを買って散財してしまいました(笑))。

椿山荘の豪華なパーティ会場に祭壇を設け、お焼香をしてからお食事スタート。
開会は棺に入った加納さんが座員の皆さんに担がれて入場。般若心経をラップ、ゴスペルふう?などさまざまにアレンジして歌うのが意表をついていて面白かったです。
わかぎゑふさんの、加納さんの人となりがわかる爆笑の弔辞。
加納さんとのツーショット「心霊写真撮影(笑)会」など、ファンの方との交流の時間も多く取られてましたが、その中でとても見ごたえのあるステージを用意なさってたのも、花組らしいことだと思います。
加納さんが全座員の屋号を歌詞に盛り込んだ大曲「天花和魂(ゆきのにこたま)」、六世杵屋勝四郎さん作曲、猿若清恵さん振付、加納さんと山下禎啓さん、小林大介さんが3人で連れ舞うのがとてもすばらしく、真剣に見入ってしまいました。緩急さまざまな踊りの中に歌詞の言葉が響いてきました。
(葬儀のイメージの藤の花の飾りが、くるっと回ると金屏風になる装置まであって)


そして、「シャンソマニア」以来のシャンソンを加納さんが二曲。当たり前のことだけど、「歌って芝居」だな、と。ドラマ性と表現力が際立っていて、感動してしまった。

最後は再び棺に収まった加納さんを、出席者全員が献花(棺の中の加納さんは汗だく(笑))。椿山荘のスタッフの皆さんも献花に参加されていて、そういうシャレがわかるスタッフさんが素敵。再び棺を担いで退場…する途中に、加納さんが棺から起き上がり、手を振って笑顔のお別れ(笑)に。

楽しくにぎやかな、でも生前葬ということでちょっとした毒としゃれっ気がある会でした。

前に勘三郎さんの襲名披露のお練りに行ったときも同じようなことをここに書いたと思うのですが、死と再生のイメージは日本の芸能の中に不可欠のものだと思うのです。それを加納さんらしく個性的な形で表現して見せてくれた催しだったようにも思います。棺から起き上がった加納さんは、50歳=新たな生を受けて0歳としてスタート、ということかしら? 生前葬=再生の加納さんと花組芝居に今後も期待です。

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