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2009/09/29

スタジオライフ『十二夜』公開稽古

スタジオライフ「十二夜」の公開稽古にお邪魔してきましたので、ご報告を。
稽古場の階段を降りると、既にアップしている役者さんの姿が。仮組してある舞台装置は立体的なもの。
まず初めは代表の河内喜一朗さんのご挨拶。
「今回が3回目のシェイクスピア。(スタジオライフのジュニア7で結成された音楽ユニット)雪月花の音楽家の協力によって、初めてのオリジナル曲での上演となった。オリジナル楽曲と言うのは劇団としては見果てぬ夢のように思っていたが、今回は挑戦の第一歩にしたい」

続いて上演台本・演出の倉田淳さんから。
「とても素敵な曲を作っていただきました。シェイクスピアというと堅苦しいイメージがあるが、昔は庶民のものだったはず。『隣りにいるシェイクスピアおじちゃま』、くらいの感覚で見ていただけたら。ライフならではのものを目指したいです」

本番まであと20日弱、
「今はいろいろと大変です(笑)。どういうふうにシェイクスピアにトライしているか、というのを稽古場の一風景として(笑)見て下さい」
ということで、4場面を披露。

ダブルキャストでαチームとβチームに分かれているので、4場面を通してαチーム→βチームの順番で稽古を見せていただきました。

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2009/09/28

ニューヨークより戻りました

ニューヨークより無事戻ってまいりました。
今回もいろいろ観劇し、昼間はニューヨークを歩き回り…と充実した旅行でしたが、ちょっと頑張りすぎたか(笑)。
今年はあまりガツンとした作品がないかな…と思ったのですが、実際見てみると、心動かされる作品に出会え、また日本とは違う演劇のあり方に考えさせられたり、なかなか刺激を受けてきました。
できたら、各作品の感想もおいおいこちらのブログに書いていきますね。

そして、mさんに私信。
「RENT」の舞台のクリスマスツリーのモデルとなっているオブジェ、見に行ったのですがなくなってました~!
というか、行く前にネットで調べたら2008年に取り壊された、というのを発見していたんです。でも、何かの間違いもあるかも…と思って行ったけど、やっぱりなかったです。
コミュニティガーデンそのものはあって、ガーデンの中に「ガーデンの20年を振り返る」みたいな掲示がしてあって、(一番最初は廃材置き場みたいだったんですね)そこにオブジェの写真も載ってました。
場所は、アベニューBと6ストリートあたりでした、確かに。
でも、iPodで「RENT」の曲を聴きながら、トンプキン・スクエア・パークやライフカフェ近辺をぐるっと散歩してRENTな気分に浸ることができました。

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2009/09/16

ただ今ニューヨークにいます

出発前の忙しさにまぎれてブログアップできないまま、ニューヨークに来ています!
今回も観劇の合間にいろいろ歩き回って、インスタントニューヨーカー気分を味わってます。

ここまでで見たのは、ROCK OF AGES,BILLY ELLIOT,NEXT TO NORMAL。

NEXT TO NORMALは、これは日本では作られないタイプのミュージカルだなと思います。でも、とても良かった!
ストレートプレイにしてもおかしくない題材を、きちんとミュージカルにする意義を持たせている。マイケル・グライフの空間を含めた演出も見事。家族(+娘のボーイフレンド)6人の話で、相当シリアスな題材なのに前半は笑えるシーンも多かったのは意外でした。主演がトニー賞を取ったアリス・リプリーでなく代役で初めはがっかりしたのですが、その方もとても上手で、ちゃんと心情が自分に落ちていたのに驚きました。

ROCK OF AGESはなんだか劇団☆新感線(オポンチ路線の方)みたいな作品でした(笑)。もし、万一翻訳上演があるなら、きっといのうえひでのりさんが演出すると思う(予想)。こちらも主演が代役だったんですが(今回の観劇、タイミングが悪い…)、その代役の人が「お茶目な橋本じゅんさん」みたいだった(笑)。

BILLY ELLIOTもロンドンで見てるのですが、今回やっと1階席で見られました。前回ほどでもないけど、今回も涙、涙。「踊っているときは僕は自由」という、自由に飛び回りたい気持ち=ダンス、というのが明確に表れているのが感動的。しかし、ビリー役の人のダンスシーンは半端ないですね。映画版の子はバレエだけだけど。
炭鉱夫のむくつけき男性がミュージカルをやって違和感がない、という、欧米演劇の幅広さを感じます。

日本ではなかなか見られないタイプの作品を見ると、自分自身受ける刺激も大きいですね。

さて、日本にいる間には「ブラッド・ブラザーズ(8月・9月)」「ジェーン・エア」「殺し屋シュウ」などを観劇。
「ブラッド・ブラザーズ」もとても良い舞台でしたね。別々に育てられた双子の物語。子供時代が幸せであればあるほど、階級や職業による運命の違いが浮き彫りになってくる。その子供時代を生き生きと演じたところがとても良かった。取材させていただいたお二人、武田真治さんはこれが新たな代表作になったかと思います。最近3本取材が続いた藤岡正明さんも、「子供時代はこんなだったんじゃないかな」と彷彿させるような役作りが効果的でした。

「ジェーン・エア」はとにかくジェーン・エアの松たか子さんが素晴らしい。凛としたものを持ちながらも、恋にゆれる気持ちがよく伝わってきました。(日本人には理解しにくいところだけれど)初め神様を否定していたジェーンがいろいろな経験を経て神の存在を信じ、神の元に生きていきたいと願う、という過程もきちんと描かれていたのもよかったですね。小西遼生さんがシンジュンのほかに演じているお兄さん役で、耽美な美しさをかもし出していて
(こちらがメインではないんですけど)なぜだか印象に残ります。

「殺し屋シュウ」は映像的なスピード感がある芝居でした。荒木健太朗さんがマネジャー役をコミカルに演じつつ、ふとしたところにヒロインを慮る気持ちなどを見せていて、また幅が広がったのかなと思います。

と、ニューヨークにいながら日本の作品のことも書いている私(汗)。明日からも、ニューヨークでいろいろ見て、歩いてきますよー。またご報告します。


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2009/09/02

演劇版マーフィーの法則

マーフィーの法則っていうところがすごく古いですが…(笑)。

「私の前の席の人はいつも巨大」

どうしてなんでしょうねえ。私は女性としても結構小柄なほうなのですが、劇場で私の前に座る人はたいてい、隣の人と比べても一つ頭が出てるような大きい人のような気がする。
昨日の『ザ・ダイバー』ももちろん法則発動してました(苦笑)。

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東京芸術劇場『ザ・ダイバー』

鼓の調べをキリキリと絞り込む音が響くと、自分自身もキリキリと絞り込まれているような気分になる…そんな舞台だった。

野田秀樹さんが東京芸術劇場の芸術監督に就任してから初の同劇場演出・出演公演となった『ザ・ダイバー』。(ちなみにNODA MAP公演ではないそう)

自分が『源氏物語』の中の登場人物と思い込んでいる、放火殺人事件を起こした女性。彼女が、精神科医、警察官、検事とのやりとりする中で浮かび上がってくるものは…。
源氏物語の様々な女性にどんどん移り変わっていく女性(大竹しのぶ)。夕顔になったときのなんとも愛らしい表情が印象的で、その同じ女性が悪鬼(というか、般若?)のようなことを犯してしまうのが、怖い。一人の人間の中で、聖女にもなり悪魔にもなれる様をまざまざと突きつけられたようだ。怖いといえば、野田さんが終幕に演じている、浮気相手の奥さん。これまた背筋が凍るような怖さがある。

イギリス人版も拝見しているが、日本人が演じれば、扇子を電話やグラスに見立てたりする日本的手法も突出せず、馴染み深いものに見えるのだな、という印象も。

タイトルにあるダイバー=海女が海にもぐる瞬間、一瞬にして舞台は海の中に変わる(というのが実感できる)。ゆらめく水を感じるのも、演劇の醍醐味。

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