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2009/08/26

世田谷パブリックシアター『ドリアン・グレイの肖像』

『ドリアン・グレイの肖像』を観劇。
ぐるぐると廻る装置の、ゆがんだ、不安定な形を見るうちに、自分の心の不安も煽られているような気持ちに。

「自分が年を取り醜くなる代わりに、肖像画が醜くなればいいのに」という言葉が実現してしまった青年ドリアン・グレイ……という、寓意的な物語。
ドリアン・グレイと彼を快楽・悪徳の世界に導くヘンリー卿、そして美しいドリアンをどこかで崇めているバジルとの、いわば三角関係のようなところもあって。

原作小説は未読で、以前宝塚版とスタジオライフ版は観劇したことがあるが、予想よりもヘンリー卿の比重が多いという印象。山本耕史さんのドリアン・グレイと、加納幸和さんのヘンリー卿との台詞のやりとりの緊密さに思わず引き込まれる。演技的に引き合うものが多いのか、今までに見たことがない山本さんの芝居をヘンリー卿加納さんが引き出しているようにも見受けられる。(1幕の最後とか、はっとさせられる瞬間も)
2幕のラストも衝撃的。

「美しい人」を飾って演じたらちょっと気持ち悪いけど、シンプルに大胆に演じることで、より本質に近づけるのかな。
肖像画の変化を観客の想像力に委ねる演出は、お見事でした。(でも、わからない人もいるかも…)

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