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2009/07/30

ラックシステム「お祝い」

前回のブログで書いた「COCO」は、女性のパンツルックをデザインすることで女性をスカートから解放したココ・シャネルの話だったのだが、昨日見た「お祝い」も、女性を解放した人の話。
「お祝い」は、戦前~戦後にかけて船場の若旦那が、女性が使いやすい生理用品の開発に奮闘する…という話。
「COCO」は、女性のシャネルが主役で、台本を書いたのは男性。
「お祝い」は男性が主役で、作者は女性(わかぎゑふさん)。

生理用品の開発をしたきっかけが、若旦那の妹が初潮を迎えた際にいじめられ、事故で死んでしまったから。「こんな不幸なことが起こらないように」と、一生懸命になる男性たちの姿は、優しく、温かい。
声高に何かを叫ぶのではなく、「こうなったらええやん」と語りかけるような口調のところが、わかぎさんの作品の素敵なところだ。

伏線の張り方も細かくて「ああっ」と笑わされたり(コーヒー入れるのが好きな人が、その特技が意外なところに…!とか)。一人一人のキャラクターがイキイキと描かれているのが魅力的だ。
若旦那と結婚するあきちゃん役の谷川未佳さんが、健気に生きている姿がなんとも可愛く、デビューの「ちゃちゃちゃ」を拝見している者としては「良い役者さんになったなー」と感心したし、若旦那役の上田宏さんも、変わり者だけれどまっすぐな気性の人の雰囲気が良く出ていた。千田訓子さんは女郎さんの役で、着物の着方も色っぽく、はすっぱに見える女性の裏側の部分や、あきちゃんに対する思いが実感に落ちていたと思う。
コング桑田さんは実直、桂憲一さんは上述のコーヒー入れる人のくだりが面白く、手堅い印象。

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