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2009/02/24

フランスミュージカル「ロミオとジュリエット」韓国公演見てきました

またも1ヶ月空いてしまいましたが、フランスミュージカル「ロミオとジュリエット」を見に韓国、ソウルに行くために頑張って仕事して(終わりきらずにソウルのホテルでも原稿書いて(笑))、念願の観劇をしてまいりました。

フランスでは2001年初演したGERALD PRESGURVICの作・音楽のミュージカル「ROMEO & JULIETTE」。その後ロンドンやウィーン(『エリザベート』のルドルフ役ルカス・ペルマンがロミオ、マジャーン・シャキがジュリエット役)などで上演され、フランス版は韓国公演を何度もされています。ときどき「日本上演?」という噂もありますが、実現がない「幻の作品」。ぜひ実際に見てみたい、と思って、一路韓国へ! (マイナス5度くらいで帽子とマフラー必須の寒さ)

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良かった! 初めは1枚だけチケットを手配してたんですが、休憩時間にはもう1枚チケット買いに走りました。

シェイクスピアの古典である「ロミオとジュリエット」を現代的な視点からとらえた作品で、サブタイトルに「DE LA HAIME A L'AMOUR」(憎しみから愛へ、と訳せばいいんでしょうか?)あるように、「対立と融和」がテーマになっているように感じました。
たとえば、モンタギュー側しか出ていない場面でも、遠くにキャピュレットを存在させていたり、ロミオの母とジュリエットの母がそれぞれに憎しみを歌う「HAIME」もあり(ロミオ家の父親は出てこないのですが、ロミオ母がアルトで歌い上げるところが迫力あるんですよね~、このあたりも面白い)。ジュリエット一人が内面を歌うシーンでも、ロミオが密かに現れて一緒に歌ったり。二つのグループを常に一緒に出すことで、対立と融和の構造がより明確になっていたと思います。

モンタギュー家側はブルー、キャピュレット家側は赤に色分けされた衣装は、古典的な衣装を現代的にアレンジしたもの。冒頭から、スキンヘッドの大公が激しい思いをロックで歌うところから魂を持って行かれます。
両家の争いはアクロバットに近いような激しいダンスで表現。
ロック、ポップ系の曲が皆ノリが良くてリズムを取りたくなるような曲ばかり。特に「LE ROUS DU MONDE」(世界の王)でロミオ、マーキューシオ、ベンヴォーリオの3人が歌う歌はカッコ良かったですねぇ。

一方でロミオとジュリエットの愛情はロマンチックな歌で表現していて、「LE BALCON」や「AIMER」など美しい歌が多いです。

ロミオ役のDAMIAN SARGUE(この方、オリジナルキャストみたいですね)、なかなかりりしい面も見せて素敵なロミオでした。ちょっと余談ですが、実は2回目に見たときに音響トラブルがあって、1幕最後の前の場面で音が出なくなってしまったのです。どうするのだろう? と思って固唾を呑んで見つめていたら、幕が開いて出てきたロミオがアカペラで堂々と、それもジュリエットへの愛情を込めて歌い出したのです。1幕ラストは二人の結婚式の場面で、一番盛り上がるシーンなのですが、それも流れを切らず、気持ちをそらさずにきっちり演じきった、この人はすごいなあ~と思いました。終わった後は客席大喝采、そして閉まった幕の中からも大喝采が(笑)聞こえました。

ティボルトの暴力的な衝動を意外にも柔らかい歌声で、周りの人たちをどんどんなぎ倒していくという振付で表現していたり、今まで私の中であまり気に留めていなかった、ただ一人生き残ることになるベンヴォーリオの心の葛藤を明確に表現したり(ベンヴォーリオ役(CYRIL NICCOLAIさん達者な方でした)と、はっとする場面も多くあり。
また、皆を妖しく死とエロスの世界へと導いていく「白い女性」が常に登場しているところも、なかなか印象的です。
(この「白い女性」、冒頭ロミオの登場シーンから絡んでたので、ロミオが最初に好きだったロザラインのイメージなのかしら、と思ったのですが、違ったようです。でも、もしかしたら、ロザラインから派生した発想なのかしらん…? )

舞踏会のシーン(LE BAL)は白一色のローマ調の衣装で、ディスコふうのダンスになるシーンとか、ああ、もう1回見たい~と思うような良いシーンもたくさんあるんですよね。まさにスペクタクルなミュージカルでした。

フランス語が分からなくて、ロミオとジュリエットのあらすじを知ってるだけで見てるので解釈違いもあるかもしれませんが、そのあたりはご容赦下さい。今は、ソウルで買ってきたiPodに「ロミジュリ」の曲を入れてヘビロテ中です(^^)。ああ~、また見たい!

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