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2008/05/21

客席のサークル・オブ・ライフ

この間、私の姪2人を連れて、劇団四季「ライオン・キング」を見てまいりました。
中学3年の姉は前に「ウィキッド」を一緒に見た子で、小学校4年生の妹は初ミュージカル観劇。
3連席で取れず、2人を前に、私が1人で後ろで見てました。「ライオン・キング」に関しては1階席で見たほうがいいから、オバさんは頑張ってチケット取ったよ(笑)。

小学校4年生で、話わかるかなぁ~、というのは杞憂で、冒頭の、動物たちが客席から出てくるところで目をキラキラさせてみていたので、十分楽しんでいたようです。(音楽が鳴ると、後ろから出てくるかと思って、何度も振り返ってた(笑))

作品の話からはやや離れるので、ここから隠します。

前もチラッと書いたと思いますが、以前、母とNYに行ったときに一緒に「ライオン・キング」を見て、とても感動した母は「(母から見ると孫、私から見ると姪の)Mちゃんを連れて一緒に見たい!」と言ってたのですね。
ただ、私がなかなか良い席が手配できずにグズグズしてた間に、母の病気が再発してしまい、それから1年でなくなってしまってそれは果たせなかったのですが…。

それから約5年たちまして、下の子も小学校4年になり(当時のMちゃんと同じくらいの年)、「やっぱり連れて行きたいよね」と思い直して、今回の姪二人を連れての観劇となったわけです。

私は、もう、一番最初の、動物たちが客席から出てくるところから、涙が止まらなかったのですが…(恥ずかしいから、姪たちより一列後ろで見ててよかった)。

ご存知の通り、「ライオン・キング」というのは、父ムファサから子シンバに思いを、そして命を受け継いでいく話でもあります。
今回、私の姪たちの後姿を見ながら舞台を見ている内に、母が自分の孫に「ライオン・キング」を見せたい、という思った理由は、そこにあったのかもしれない、と気がつきました。母が自分で意識していたかどうかは別にして…。

人間の(体の)命は永遠のものではないけれども、思いを受け継ぐことはできる、かもしれない。
それが、命の永遠ということなのかもしれない。

母は元々とても芝居好きな人で、小さいころに宝塚に連れていってもらったのがきっかけで、芝居好きな私に育ち、今の私がいるわけで…。「生で見る感動に勝るものはないから、絶対生で見るべき!」というのも言われていて、それもいまだに私のポリシーでもあります(そのために、いっぱい散財してきましたが(笑))。

今、上演されている「ライオン・キング」を通して、母が何かを孫(私の姪)たちに受け渡してもらったような、そんな気がします。

ま、この話は、姪たちにしたわけではありません。
ムファサが事立てて何かを語ったわけでないように、自然と受け継いでいけば、よいことだと思うので。
「パータンは、自分たちと一緒に『ライオン・キング』見たかったんだって」ということだけわかってれば、もうそれで十分かと思います。

舞台上で繰り広げられる「サークル・オブ・ライフ」が尊いと感じるのは、客席の人たちもそれぞれに自分の親から祖父母から「サークル・オブ・ライフ」を受け継いで、生きていると感じるからなのかもしれません。

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