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2008/02/14

[カリフォルニア物語」制作発表

Studio Life・銀河劇場プロデュース公演『カリフォルニア物語』の制作発表記者会見に参加してまいりました。そのご報告を。

『BANANA FISH』『吉祥天女』などの吉田秋生先生の傑作漫画で、ニューヨークとカリフォルニアを舞台に、傷つきあい求め合いながら生きていく若者を描いた作品です。
劇団主軸のプロデュース公演というと新感線などもそうですが、今回はスタジオライフのスタイルで出演者は全員男性。女性役も男性が演じる形でのプロデュース公演は珍しい試みだと思います。

まずはじめに劇団代表の河内喜一朗さんから。「劇団としての初めての外部の方を入れたプロデュース公演で、劇団として成長する一つのきっかけとなれば」

脚本・演出の倉田淳さんからは「10年以上前に読んだときから作品に惚れてしまった。(主人公の)ヒースが自分と必死に向き合っていく、真摯な姿に感動した。(ヒースと同居することになる少年)イーヴがヒースを求めているという状況だけれど、本当に求めていたのはヒースじゃないかということおを思わせる素敵なドラマです。若さ溢れる青春グラフィティになると思います」


そして、出演者の方からのご挨拶は…

林剛史さん(主役・ヒース役)「舞台に初めてきた方に舞台の素晴らしさをわかってもらえるものにしたいと思います。ヒースは、純粋な心を常に持ってるんですけど、自分自身の意思がしっかりある分、父親が敷いたレールに進みたくないというような葛藤がある。細かく心情で演じられるようにしたい」

岩崎大さん(主役・ヒース役)「少年から大人になっていく様を表現できれば。ヒースは愛に飢えて、でも、愛の求め方を知らない人。自分自身とヒースが重なり合わせるところもあって、自分の中でのリアリティがある。皆と素敵なカンパニーになっていると思う」

中川真吾さん(イーヴ役)「イーヴ役は一見すごく明るい男の子だけれども、心の中に傷を背負っている繊細の男の子。演じがいのある役です」

松本慎也(イーヴ役)「決して幸せなお話ではないけれども、人と人が求め合っていく姿がリアルで。人と人の係わり合いの本質のようで、人が愛しくなる作品」

HILUMA(テレンス役) 「普段音楽ユニットで活動していて、演技は初挑戦。歌で綴るカリフォルニア物語になると思う。全員で歌うシーンはとてもパワフル」

伊礼彼方 (スウェナ役)「ヒロイン役の…(←場内から笑いが)。初め聞いたときは正直『ええっ』と思いましたが、芯の強い女性を表現したい」

曽世 (インディアン役)「インディアンはちょっとお兄さんな立場な役。いろいろなところから集まってきた僕らが、出身が違う人間が寄り添っていくお話をするのにはピッタリだなと思う」

藤原周作(ヒースの父役)「融通がきかない父親の役。切ない悲しい男の役かなと。部活の部室のような感じで楽しく過ごしてる。…今、皆は真面目なこと言ってるが稽古場では全然違います(笑)」

記者からの稽古場の様子についての質問は、やはり女性役をやるということに話題が集中して(笑)。

伊礼さん「初対面がブラジャーをつけさせられて…その状態で皆さんに挨拶回りをしました(笑)。最初からさらけ出してしまいました」
HILUMAさん「部活の先輩後輩の関係のよう。男性が上のほうをつけてる後姿を鏡で見ると、どきっとする自分が怖い。こっちを向いたときがさらに怖い(笑)。こういう状態に慣れていいのかと(笑)」
曽世さん 「いいんだよ、なれて」
松本さん「伊礼君の女役は充分可愛いと思います。今は皆で刺激し合って、稽古場がとても楽しい」
中川さん「稽古場で飲み会をする『懇親会』というのを初体験して、一日で馴染みました(笑)」
岩崎さん「ライフに新しい風を巻き起こすんじゃないかなと。何か新しいものを見つけられそうな気がする」

と皆が順番に話した最後で…

林さん「…一番最後つれぇ~~(笑)。皆の良いところを全部吸収して、新たな林剛史を出したい」

「音楽の力をたくさんもらいたい」ということで、70年代ヒットの曲のメロディに載せて綴るそうです。全15曲(2回歌う曲があるので、回数的には16曲)の歌……ってかなり多いですよね。生バンドの演奏のパワーがありそうです。

個人的な感想としては、林さんと岩崎さんのキャラの違いが、衣装が似たようなものを着ていただけに際立っていたように思います。(余談ですが、林さんが中に着てたTシャツがシド・ヴィシャスでしたね)
単純な表現をすると「林さん=剛(名前の通り!)、岩崎さん=柔」という感じ。林さんのストレートな力強さというのは(取材させていただいたときにも感じましたが)、今までのライフの舞台にはいないタイプの方なので、この二人のダブルキャストというのがとても楽しみです。

また、倉田さんの「10年以上前から…」という言葉も印象的。『トーマの心臓』初演前後から上演を考えていたということですよね。人々が孤独を抱えながら寄り添っていく話…というのは、倉田さんの世界観にピッタリですものね。なるほど。

皆さんが触れていたように、プロデュース公演ですが、劇団という下地がある分なかなか良いカンパニーになっているようです。そのあたりもどんなチームワークで見せてくれるのか、また、倉田さんの独特の価値観を外部の方がどう表現するのか、となかなか興味深い公演です。

『カリフォルニア物語』2月27日~3月9日 銀河劇場にて公演。

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