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2007/12/02

滅法面白い!花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』

11月から今も最大級に忙しくて、なかなか更新もままならず(って前回も書きましたが(^^;ゞ)。結局11月は一日も休み取れず、21日の誕生日も、何もしないのは悔しいので半日スパ&岩盤浴に行ってデトックスしてきましたが、それもあと半日は家で必死で仕事してたという感じです。

今も年末進行ラストスパートの忙しさは続いていて、疲れで体が鉛のように重い~~(泣)と思うのですが、不思議なことに良い芝居を観てるとふわっと体が軽くなるんですね、これが。自分の体ながらゲンキンなものだと思いますが、そんなに心浮き立たせてくれたのは花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』初日(11月30日)でした。

実は某誌でやらせていただいた加納幸和さんのロングインタビュー(←発売のころにまたご案内しますね)のときに稽古場に伺い通し稽古も拝見させていただいていて、そのときも面白さにびっくりしてたのですが、本番はさらに!格段の出来でした。

『忠臣蔵』全十一段の登場人物をすべて出しながら、「あらすじ」的にならず、人間のダイナミックな生きる姿を見せてくれて、本当にワクワクさせてくれました。
稽古場で拝見したときには群像劇的な感じかな…と思ったのですけれど、本番で拝見して、塩冶判官→大星由良助にビシっと話の芯が通ってることを感じました。これは由良助の桂憲一さんの好演によることが大きいと思うのですが、さらに『忠臣蔵』のストーリー全体のダイナミズムがうねりを持って伝わってきました。

ピッコロ劇団版も拝見してるのですが、(失礼ながら)女性陣が歌舞伎の役を演じる難しさもそのとき感じたのです。今回は加納幸和さん、植本潤さんと名女形が揃って、見事に女性たちのドラマも浮き彫りにしてくれました。これによって男性のドラマ、女性のドラマの両方が車の両輪のようにしっかりと並ぶことができたのだと思います。
植本さんのおかるは本当に可愛らしく、恋する女性のいじらしさと小技のギャグとで見事に客席の心をかっさらっていきましたし、加納さんの戸無瀬は大成駒(中村歌右衛門)を髣髴させる台詞回しと人物の大きさがあって、とても素敵。

定式幕を4つに分けて、(普通定式幕は左右に引くものですが)上に飛ばすというスタイルも斬新。様々な形の舞台転換を可能にし、ときには無限に広がるような奥行きを感じさせるのが(与市兵衛が出てくるところとか、高師直の家に討ち入るときとか)とても効果的でした。

……ああっ、書いてるとキリがない! しかし、今の私には時間がない!!(汗)

力弥(大井靖彦さん)と由良助の息の合ったコンビネーションの良さとか、討ち入りシーンの殺陣の見事さ(山下さん発案という戸板を使った殺陣が迫力)とか、いろいろ書きたいことがあるのですが、できたらまた改めて書きますね。

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