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2007/12/29

Top Stage54号発売中

「雑誌発売の頃にご案内差し上げますね…」と書いたまま、ご案内が遅くなってしまいましたm(_)m。

『KANADEHON忠臣蔵』の項で触れた、加納幸和さんのロングインタビュー「My Stage History」掲載のTop Stage 54号が発売になっています。タイトルどおり、役者さんのステージの歴史を振り返るシリーズです。花組芝居の演出家としてはもちろん、役者としての面にもスポットを当てた記事になっています。個人的には男性役をやるときも、女形と同じように体がどう動くか分析する…というエピソードが印象的ですね。花組芝居20年の歴史のうち、私は18年くらいは見ているので、加納さんのお話に出てくるお役は全部拝見していたのが私のプチ自慢です(笑)。

ほかに『カリフォルニア物語』岩崎大さん・及川健さん・林剛史さん・金景太さん(林さんが原作漫画のヒースの絵にソックリで驚きました…)、『タン・ビエットの唄』安寿ミラさん・土居裕子さん(初共演!)、『リズミック・タウン』大鳥れいさん(おきれいでした)のインタビューも担当させていただいてます。
よろしかったら、書店などで手に取ってみて下さいね。

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2007/12/23

今、大阪です

今、大阪です
これから花組芝居「KANADEHON忠臣蔵」大千秋楽を見ます。

写真は大阪入りの前に行った京都で撮った、忠臣蔵十段目天河屋義兵衛さんの名台詞「男でござる」の石碑。
京都の四条烏丸の近くにある聖光寺の前にあります。天河屋さんのモデル、天野屋さんのお墓がこのお寺にあるのだそうです。なんと、大石内蔵助の母のお墓もこの聖光寺にあるのだそうで、不思議なご縁ですね。

ではこれから観劇です。

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2007/12/17

THE LIGHT IN THE PIAZZA

『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』直訳したら広場に当たる光…という意味でしょうか。登場人物それぞれの人の心に光が差していく様がはっきりわかるような舞台でした。久しぶりに上質な手触りのミュージカルを見たなあ、という気がしています。

旅行でフィレンツェに来ていたアメリカ人母(島田歌穂さん)娘(新妻聖子さん)。娘は飛ばされた帽子(この帽子、本当にきれいに飛んでた!)を拾ってくれたイタリア人青年(小西遼生さん)と一目で恋に落ちる。でも、母は二人の仲をなんとか裂こうとするが、それには理由が……。
というのが大まかなストーリー。

ストーリー自体はシンプルで、この母娘と、イタリア人青年とその家族(鈴木綜馬さん、シルビア・グラブさんなど)が結婚を巡って…ということに絞られた話です。
しかし、歌は相当に難易度が高く、素人耳で聞いても「これは難しそう~」と思う変拍子と変音階(?)の連続。でも、現代音楽調でなくて味わいはクラシックなんですよね。難曲に挑戦!という雰囲気でなく歌いこなしていらした皆さんに拍手です。

とにかく、母親の島田歌穂さんがとても素晴らしいです。いつも、島田さんって歌に感情を載せて表現するのがバツグンにお上手な方だなあと思うのですが、今回ももちろんそうでした。独り言で自分の内面をいうシーンとか、コミカルな味わいがあってとってもキュート。でもその中に母親の愛情が溢れていて。

新妻聖子さんも、今までエポニーヌとかMAの地声の強い歌声のイメージが強かったのですが、今回は透明感のあるソプラノを披露してくれました。実はこの娘の役は、母親の不注意で怪我をしたために知能が12歳で止まっているという役なのですが、その感情の不安定な部分をビブラートを利かせた歌声で表現していたと思います。なんともいえない可愛らしさがあって、新たな姿を見せてくれました。

小西遼生さんは恵まれた容姿を生かして、純情で恋心にまっすぐな青年を魅力的に見せてくれました。多分、相当この難曲には苦労されたんだろうな、というのが伺えますが(皆さん、歌が超がつくほどお上手な方ばかりですしね)、これを機にワンステップ上がれたんじゃないでしょうか。

鈴木綜馬さんもイタリア人男性らしい雰囲気が漂ってとても素敵でしたね。島田さんの母役との微妙な感情のやりとりも、大人な味が出ていました。

以下、結末部分の話。

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ア・ラ・カルト

今年で19年目の『ア・ラ・カルト』。筒井道隆さんをビジターに、高泉淳子さん、白井晃さん、陰山泰さん&バイオリンの中西俊博さんといういつものメンバーで。

現在の上演スタイルになる前の『ア・ラ・カルト』も見てる(加納幸和さんがゲストだったとき)のですが、この形式になってから、年を重ねることの魅力を十分に感じさせてくれて、本当に楽しい作品です。毎年同じことをやりつつ、ちょっとずつ変化(進化?)を遂げているところが、なんだか「来年も見なきゃ」という気分にさせられるんですよね。文句なしに楽しい、20年以降もずっと続けていってほしいショー&ショートショートのお芝居作品です。

来年のタカハシ(高泉)とノリコさん(白井)はどうなるの?とか(笑)。ペギー富岡(白井)は毎年ゴージャスでグラマラスだし。

筒井道隆さんの飾り気のない雰囲気はショーの部分ではどうなるのかな、と思ったのですが、その不器用さを生かした感じの歌でなかなか良かったですね。

以下、独り言。

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2007/12/11

MUJI CAFEのあんクロワッサン

…が、すごく美味しいのです。
この間、観劇前に食べよう…と、シアタークリエの隣のMUJI CAFEでふと手に取ってみたのですが、食べてみて感動!
外側にたっぷりゴマがついていて、ゴマの香ばしさとクロワッサン生地とあん(が、普通のあんパンのあんじゃなく、クロワッサンに合うようなものになってるのですね、これが)のバランスが絶妙なのです。

この間もまた買ってしまい、ただ今、ハマり中です。…カロリーが心配ですが(笑)。

よかったら一度お試しを。170円です。

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2007/12/08

男のドラマと女のドラマ~『KANADEHON忠臣蔵』

12月5日に2回目の花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』に行ってきました。いや~、やっぱり面白いですね。今回も堪能してまいりました。
全体的な流れの話は前回書きましたので、それ以外のところで…。

前回見たときにふと思ったのが、(突拍子もないたとえですが)

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2007/12/05

『アドルフに告ぐ』上演記念トークイベント&製作発表

昨日12月4日、Studio Lifeの『アドルフに告ぐ』上演記念トークイベントと製作発表会にお邪魔してきました。
以下、感想などを交えつつ。

初めは「手塚治虫イズムを受け継ぐ者として」として、漫画家の萩尾望都先生と浦沢直樹先生、演出家の倉田淳さんの鼎談。

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2007/12/02

滅法面白い!花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』

11月から今も最大級に忙しくて、なかなか更新もままならず(って前回も書きましたが(^^;ゞ)。結局11月は一日も休み取れず、21日の誕生日も、何もしないのは悔しいので半日スパ&岩盤浴に行ってデトックスしてきましたが、それもあと半日は家で必死で仕事してたという感じです。

今も年末進行ラストスパートの忙しさは続いていて、疲れで体が鉛のように重い~~(泣)と思うのですが、不思議なことに良い芝居を観てるとふわっと体が軽くなるんですね、これが。自分の体ながらゲンキンなものだと思いますが、そんなに心浮き立たせてくれたのは花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』初日(11月30日)でした。

実は某誌でやらせていただいた加納幸和さんのロングインタビュー(←発売のころにまたご案内しますね)のときに稽古場に伺い通し稽古も拝見させていただいていて、そのときも面白さにびっくりしてたのですが、本番はさらに!格段の出来でした。

『忠臣蔵』全十一段の登場人物をすべて出しながら、「あらすじ」的にならず、人間のダイナミックな生きる姿を見せてくれて、本当にワクワクさせてくれました。
稽古場で拝見したときには群像劇的な感じかな…と思ったのですけれど、本番で拝見して、塩冶判官→大星由良助にビシっと話の芯が通ってることを感じました。これは由良助の桂憲一さんの好演によることが大きいと思うのですが、さらに『忠臣蔵』のストーリー全体のダイナミズムがうねりを持って伝わってきました。

ピッコロ劇団版も拝見してるのですが、(失礼ながら)女性陣が歌舞伎の役を演じる難しさもそのとき感じたのです。今回は加納幸和さん、植本潤さんと名女形が揃って、見事に女性たちのドラマも浮き彫りにしてくれました。これによって男性のドラマ、女性のドラマの両方が車の両輪のようにしっかりと並ぶことができたのだと思います。
植本さんのおかるは本当に可愛らしく、恋する女性のいじらしさと小技のギャグとで見事に客席の心をかっさらっていきましたし、加納さんの戸無瀬は大成駒(中村歌右衛門)を髣髴させる台詞回しと人物の大きさがあって、とても素敵。

定式幕を4つに分けて、(普通定式幕は左右に引くものですが)上に飛ばすというスタイルも斬新。様々な形の舞台転換を可能にし、ときには無限に広がるような奥行きを感じさせるのが(与市兵衛が出てくるところとか、高師直の家に討ち入るときとか)とても効果的でした。

……ああっ、書いてるとキリがない! しかし、今の私には時間がない!!(汗)

力弥(大井靖彦さん)と由良助の息の合ったコンビネーションの良さとか、討ち入りシーンの殺陣の見事さ(山下さん発案という戸板を使った殺陣が迫力)とか、いろいろ書きたいことがあるのですが、できたらまた改めて書きますね。

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