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2007/03/10

美輪明宏ワールドに圧倒される「双頭の鷲」

下に書いた会見のあと、銀座で取材に伺い、プランタン銀座の「イヌコレ」でウチの犬の首輪を買って、渋谷に移動。パルコ劇場で3時間20分の観劇~と大変充実した一日でした。(首輪のサイズを間違えていて、明日交換に行かなければいけない、というオチもつきましたが…)

「双頭の鷲」
皇后エリザベートをモデルとした王妃と暗殺者ルキーニをモデルとした反体制詩人との出会いと死までを描いた、濃密なドラマ作品。
まず、幕が開くとノイシュバンシュタイン城の中のような絢爛なセットに驚かされます。
雷鳴と共に登場する、王妃(美輪)の姿はとても印象的です(音響、照明とのタイミングの合い方も見事です)。
美輪さんは放浪の旅を続ける王妃の誇り高さ、死への憧れ、恋心……など、様々な感情の揺れ動きを、膨大な台詞で表現して見せ、その迫力は圧倒的です。
特に、初めとても権高に振舞っていた王妃が、恋する少女のような可愛らしい表情を見せるところに驚かせました。その姿が本当に可愛く見えたので……。役者として、すごく幅広く見せることができる人なのだな、と改めて思わされました。

ワダエミさんの衣装も素晴らしい!の一言。エリザベートの有名な振り返り肖像画のドレス(ミュージカル『エリザベート』1幕最後で使われているもの)、喪服、乗馬服をモチーフに作った衣装は、見るからに良い生地を使ってて、長い裾の広がり方が本当にきれい。特に3幕のラスト近く。乗馬服の裾に、劇中の重要なモチーフになっている「双頭の鷲」の紋章が入っていて、階段を上がったところで振り向いたポーズのときに裾が階段に長く引かれ、裾の紋章に照明が入るという……、完璧な絵のような見事さでしたね。

今までパルコ劇場でも他の劇場でも、こんなにたくさんの花が入っているのを見たことがない、というくらいロビーは花の香りでむせ返っていました。見終わったあとの観客の盛り上がりもすごく、「ブラボー」と叫ぶイタリア人とか(←私の席の近くで、イタリア語でしゃべってた人)、終演後に「まるで魔法に掛かったみたいに引き込まれていったわ~」と言ってる人だとか、放心状態で客席に座ったまま立てない人とかがいて、美輪さんのことを熱狂的に支持してらっしゃる方が今とても多いのだなあ~ということも改めて感じました。

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