2006年観劇納めは『朧の森に棲む鬼』
2006年ラストの観劇となったのは29日、新橋演舞場の劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』プレビュー初日でした。
3時間半という長丁場ですが、本当にのめりこむように見てしまった。
リチャード3世と酒呑童子伝説から想を得た作品ということですが、冒頭はマクベスのようですね。三人の魔女(鬼女?)がライ(市川染五郎)に王になるという預言をするところから始まります。その預言に従い、己の口から出た出任せのような言葉でどんどん出世していくライ。
ライのゾクゾクするような悪人ぶり、そして、破滅していく姿が哀れです……。
そして、弟分のキンタ役の阿部サダヲさんがとても魅力的! ギャグのキレはもちろん、ラスト近くに見せる姿もはっとさせられるものでした。
ライが「お前(キンタ)は永遠の弟分だ」という台詞があるのですが、これすごいイメージにピッタリの台詞ですよね(笑)。しかし、実年齢を見るとサダヲさんのほうが染五郎さんより上なのだよなあ(笑)。
古田新太さんはマダレ。人物の大きさ(体格じゃないですよ)が出ていてさすがです。
この題材にしてシリアス一辺倒でなく、特に一幕目はかなりのギャグを盛り込んでいて娯楽作に仕上げているのがいのうえひでのり・中島かずきコンビらしい手練の技です。近年の新感線の中ではとても好きな作品でした。
前は大体1演目につき3回くらいは新感線の公演を観ていたのですが、このところは1回に留まってました。
今回はまた見たいな~、という気持ちが沸き起こってます(^^)。
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