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2007/01/24

2度目、25年ぶりに「スウィーニー・トッド」を見る

なんと25年前にも見てる(^^;ゞ『スウィーニー・トッド』を観劇。多分ツレちゃん(鳳蘭さん)が染五郎さん(当時)と共演するから…ということで見に行ったんだと思うけど、残念ながらあまり覚えてません(装置が2階立てだったことくらいしか)。10代だったので理解できてなかったのかなあ? (音で怖がらせる演出はなかった気がするが…)

ご存知、人肉パイ屋のお話。
で、のっけからラスト付近の話で恐縮ですが。
「殺しちゃダメだよ」
というトバイアス(武田真治)の台詞がとても印象的です。
復讐のために人を殺す……というのはなんとなく理解できる気がする。けど、そこから、来るお客さんを皆殺して、パイ用の肉にする、ということになるのはすごく距離がある気が、見る前はしてました。多分、その距離の短さがこの作品の描こうとしているものなんだと思います。(そうすることで、「復讐のために殺す」ことの是非を問うというか)

だからこそ、すごく単純な「殺しちゃダメだよ」という台詞が胸に響いてくるんだと思うのです。
(とはいえ、トバイアスはその台詞とまったく反対のことをすぐしちゃうんですけどね(^^;)
こういうテーマの舞台だけにいろいろ考えさせられるけど、あまり後味が悪くならなかったのはそのせいでしょうか。

時代性のあるセットでなく、現代的なメタリックなセットを使ったのも、今の時代に通じる雰囲気にしていて効果的。
2階の床屋で殺した人を下のパイ屋まですべり落とさせる自動仕掛けのスムーズさが、ブラックユーモアをきちんと表現してておかしかったですね。

トッドの市村正親さんは、まさにカミソリのような切れ味の舞台で、迫力がありました。大竹しのぶさんのラチェット夫人は、どこか憎めない可愛げがあるところがよかったなと。
前述のトバイアス、武田真治さんは、『エリザベート』のトートとは打って変わって、頭の弱い少年の純真さを見せてくれました(純真でなきゃ、ラチェットおばさんを好きにはなれない(^^;ゞ)。

ちなみに、誰の肉のパイはおいしくないか、という掛け合いの歌があるのですが、「ケーキ職人は?」「期限切れ」と時事ネタギャグが入ってました(笑)。

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