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2006/12/13

zupa「幻想の虹」を見る

日曜日に見てきました。
滅多に足を踏み入れることのない王子という街。そのとあるビルの地下に劇場があって、なんだか不思議なつくりの劇場はそれだけで探検気分(笑)。冒頭で「洞窟の中で…」という台詞が出てきましたが、洞窟探検?のイメージでいけばピッタリだったのかな。劇場上部に飾ってあったシャンデリアがとてもキレイでした。

「サロメ」と「カリギュラ」をモチーフにした芝居、ということですが、むしろイメージとしては劇中に台詞として出てくる「月」かなあ。
月=LUNA=人間のある種の狂気を呼び覚ますもの……ということで、たとえば家族(ご主人?)に内緒で密室の秘め事?に耽っているらしい男女、とか、仕事のプレゼンの指導にかこつけて不思議なエロスの世界に突入しちゃってる人たち、とか言葉に書くとエライ陳腐ですが(^^;、その中にあるハッとするような人間心理の機微を短いスケッチの積み重ねで見せていきます。
サロメがヨカナーンの首を載せていたお盆。(そのお盆のイメージも満月のように丸いですね、今考えてみると)それを鏡に見立てたり、照明を反射させたりの使い方が面白かった。

後で話を伺うと、夏くらいから「月をモチーフにしてエチュード15分やって」とか、ワークショップを積み重ねながら作っていかれた作品のようです。
「サロメ」は戯曲も読んだことがあるし舞台でも見ているので、イメージしやすいのですが、「カリギュラ」はなんだかエロエロな映画だ、という話を聞いたような(汗)、くらいの印象しかないので、ちょっとイメージつかみにくかったかも。

花組では見られないような芝居を見せてくれた、八代進一さんと大井靖彦さん(プレゼンの人の八代さんは、なかなかにエロスな人でした……怖かったけど、大井さんは普通の佇まいの中に意外な狂気を見せるのが、とてもううまいですね)。そして藤谷みきさんは感情の細かいゆらめきをキラキラと見せてくれていて、やっぱりいい役者さんだなぁ~、と思いました。

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