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2006/09/07

また会える?~『百鬼夜行抄2』にまつわる私的な話~読み飛ばしてくれていいかも

文字通り私的な話ですが……。
1989年のパルコパート3でやった『花組をどり』以来、ずっと花組芝居の本公演は見てきてましたが、唯一見てない公演が『百鬼夜行抄』の初演でした。
というのは、この公演期間中に療養中だった私の母が亡くなったからです。
(実は稽古場で通し稽古は拝見させていただいたんですけど、その模様を皆さんにお伝えする以前に母の容態が悪くなってしまったので……)
改めて考えると、『百鬼』初演の期間には(この作品の題材のように)生と死の世界を行き来するときを実際に過ごしていたのだなあと思います。

先日、『百鬼夜行抄2』の稽古場にお邪魔したときにはやっぱり3年前のことを思い出さざるを得ず……。今回はもちろん私の身の回りに何も悪いことは起こらず、本番の博品館劇場に向かうことができたのですが、「博品館で『百鬼夜行抄』を見てる私」ということにちょっと不思議な気持ちになりました。

もしかして、今の自分にとって『百鬼』を見ることが何かしら意味があるのかも……という思いで見ていたせいかもしれません。最後のかつら姫に向けた開の台詞、「自分の命が尽きたら、君の元へ行く」、そして晶ちゃんと三郎の「亡くなった人のことをこちらに引っ張ってきてはいけない」(引用不正確ですm(_)m)という台詞が胸に響いてきました。
実はあまり来世とかを信じてない(ので、その分、母の死がめちゃめちゃこたえた)人なのですが、芝居で描かれているようなことが本当にあればいいと……すごく思った。
(芝居だけでそう思ったのではなくて、最近友達のお父様が亡くなって、そのお父様の親友が「僕も、もう少ししたらそっちに行くから、そうしたらまたゆっくり一杯やろうな」と言っていたという話を聞いたということもあるんですが)

初日の翌日、母が亡くなってからずっと整理しなきゃと思いながら手をつけられなかったものを片付けました。物がなくなってもつながっている思いは消えないと、なんとなく思えたので……。

あまり芝居の内容とは関係ない(関係なくもないけど)個人的な話ですが……。何かが人の人生を変えることがあるのかもしれない。

「また会おう」

いつかまた会えるのかな……。


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