« 大人計画「まとまったお金の唄」(ラストや内容に触れてます) | トップページ | SHINKANSEN★RS「メタルマクベス」 »

2006/05/23

「白夜の女騎士」シアターコクーン

「夢の遊眠社」時代の、石舞台三変化、三部作のうちの一つ。当時見ているはずですが、殆ど記憶になかった(^^;ゞ。

当時の野田さんの、というか遊眠社の舞台は「少年」というキーワードがあったのですが、今の時代において少年性を、皆が憧れるものとして具現化して見せるのは、ある意味ジャニーズのアイドルの人たちをおいて他にないのかな、と。「二億七千光年の旅」のときの三宅健君もしかりですが、はかりしれないきらめきを見せられるのは、決してジャニーズファンとはいえない私でもさすがだなあと思います。

ストーリーは説明しにくいので割愛(^^;ゞ。人と小人と大人が対立する神話の世界(「ニーベルンゲンの指輪」の設定が使われているようです。劇中「ワルキューレの飛行」の曲も使われてましたし)と、現実の棒高跳びの方法を忘れてしまった少年とその後の信長がいる世界と二つの世界がないまぜになっています。
野田作品を蜷川演出で見せた「パンドラの鐘」と同じく、時代を学生運動においています。どうだろう……これは、必ずしもこの時代に特定して見せなくても良いような気もするのですが。実際、野田さんが演出するときは、そうしないわけですし。「野田戯曲の具体化」が蜷川演出の肝なのでしょうけれども、もっと広がりを持たせてもよかったかもしれません。

そういう闘争の世界の中でも飛翔しようとし続けるのが、空飛ぶサスケ(松本潤)。飛翔する少年の肉体性と精神性を余すところなく見せて、非常に魅力的でした。彼が飛ぶ姿は、本当に空気を切り裂いているようでしたね。少年はプラスチックから生まれるのですが、その指先の一つ一つまでの繊細な美しい動きにびっくりしました。
テレビで見た印象だと、それほど「少年性」というものを感じてなかった(もうちょっと大人っぽい印象があった)ので、こういう瑞々しさ(←うーん、陳腐な表現だ…)を見せてもらえたのは私の中では意外な発見です。

「その後の信長」の勝村政信さんは本当に緩急自在に舞台を引っ張っていってました。サスケと信長の二人ががっぷり組むことによって舞台のテンポもテンションも上がったし、共演している松本潤さんにとってもとてもよい経験になったんじゃないかと思います。

もう一度見てみたいと思わせる舞台でした(さすがにもうチケットは取れない)。

余談ですが、最近の蜷川演出の舞台で出てくる仮面、というか、本人そっくりにできてるライブマスク。(十二夜で菊之助丈が双子を演じるために、マスクが出てきた)今回は……女子高校生役の人が六平さんの顔ソックリのライブマスクをつけてた(@_@)。

|

« 大人計画「まとまったお金の唄」(ラストや内容に触れてます) | トップページ | SHINKANSEN★RS「メタルマクベス」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/34077/10211750

この記事へのトラックバック一覧です: 「白夜の女騎士」シアターコクーン:

« 大人計画「まとまったお金の唄」(ラストや内容に触れてます) | トップページ | SHINKANSEN★RS「メタルマクベス」 »