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2006/04/23

ザ・隅田川(花組芝居)千秋楽

本日、大阪での大千秋楽でしたね>ザ・隅田川。私は初日の後、17日と東京千秋楽の19日に拝見いたしました。(ちなみに17日は尾上松緑丈、19日は中村福助丈の隣で拝見し、やや緊張気味の観劇となりました(笑))

初日は初日で素晴らしかったんだけど、17日には初日とはさらに見違えるほどいろいろなものが緊密になり、芝居の楽しさがふんだんに溢れた舞台となってました。
物語の面白さでなく、役者の肉体を楽しむ――千秋楽の加納さんのご挨拶の言葉を借りていますが、単純なレベルでいくと、「ああ、役者が演じているのを見るのって、なんて楽しいんだろ」と芝居の楽しさが素朴に体感できた、そんな公演だった気がします。

たまたま前回書いた「私のこだわり人物伝」を見ていて、天井桟敷「青森県のせむし男」の初演が「ザ・隅田川」が上演された草月ホールであったことを知りました。演劇の新世代を生んできた劇場が、今また新しいアバンギャルドを作り出したのだな…と思うと感慨深いです。

前回触れられなかった人のことを書くと。松原綾央さんが通し稽古、初日とは全然違って、初めて舞台を背負って立つ大きさが感じられたのが嬉しかった。通し稽古を拝見したとき、実は加納さんに「もっと松若の出番が多いのかと思ってました」なんて聞いてしまったんですが(^^;ゞ、前回の脚本とは殆ど変わってないとのこと。「松若が主役に見えるように書かれてるんですけどね」と言われて「う……そうかな……」と思ってしまったんですが(ああっ、すみません)、今回になってそれが分かった気がします。『泉鏡花の草迷宮』と続けての大役で、何か掴めたものがあったのでしょうか?
忍ぶの惣太の各務立基さんは線の太さが出て色悪ぶりが光ってました。一回り大きくなった印象。
入座披露の小林大介さんは軍助役で良い立役さんになりそう。日本舞踊をやってらっしゃるんだそうで、しっかりした身のこなしでした。初日はすごく緊張してらした美斉津恵友さん(この苗字の方、初めてみました…)、年代的に似合いそうな冒頭の弟役よりも女衒勘六が面白い雰囲気でしたね。
嶋倉雷象さんのお初は生き生きした感覚があって、気持ちの良い役でしたね。

最後の卒業式のイメージからか、10年前見たときもなんとなく「卒業」という言葉が浮かんだのですが。来る20周年に向けて、新しい花組芝居の始まりというか、一つの区切りとなった舞台であった気がします。
以上、堀越さん4歳の時から花組芝居を見てる(爆笑)おおはらより。

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