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2005/03/24

「オペラ座の怪人」

遅ればせながらですが、見て参りました。
「世界で5000万人が見た舞台」と宣伝文句にありましたが、5000万分の10は私です(笑)。何回見てるか定かではありませんが、もうちょっと見てるか…? 劇団四季版が最初で、あとはロンドン・ウェストエンドとウィーンで見てます。しかし、最近はNYに行っても新しい作品を見るのに手一杯でファントムまで手が回らなかったので、久しぶりの「オペラ座の怪人」でもありました。

…泣きましたね~。ファントムの愛の哀しさに。

アンドリュー・ロイド・ウェバーが製作に入っており、意外なほど舞台版に近い形で映像化されています。もちろん、違うところはありますし、新たなエピソードも入っています。
(このあたり、「あ」嬢の別宅さんというサイトが詳しいです。私も記憶が定かでない部分もあったので、参考にさせていただきましたm(_)m)

でも、それでも作品の根幹である部分はまっとうすぎるくらい伝わってきました。

舞台だと途中で休憩が入るけど、映画では休みなしなので、本当に息つく間もないような、「もうお腹いっぱいですう~」という感じになりましたけどね(^^;。

非常に素直な感想としては。報われるとか通じるとか、そういうことでなしに、人を愛してみたい気持ちにさせる作品なんじゃないかなと思います。

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以下、気がついたこといろいろ。

○カルロッタの代役をするクリスティーヌの衣装と髪型がエリザベートの肖像画と一緒で、とても驚いた(@_@)。でもよく考えたら、時代的には同じくらいですもんねー。
オペラ座の地底湖の場面は、その連想からか、リンダーホフ城のルードヴィヒが作った地底湖を思い出させました。(もしかして、イメージ的に借りてる部分もあるのかな?)

○私としては一番びっくりしたのは、カルロッタが「愛するピアンジ」と言っていたこと(^^;ゞ。カルロッタって自己愛の人かと思ってたもんで。

○改めて、この作品の魅力の大きい部分は曲の良さだなと。普通ミュージカルって名曲はそんなにたくさんはないと思うのですが、これはもう名曲づくしと言ってよい感じ。ウェバーの当時の奥さん、初演クリスティーヌのサラ・ブライトマンの歌声は本当に素晴らしかったけれど、素晴らしい出演者がいればそれだけ作る人もインスパイアされるんだろうなー、と思いました。今回の映画のクリスティーヌも歌声はなかなかのものだったと思います。

○逆にファントムは歌声は……、うーん、私がマイケル・クロフォードかウィーン版のCDを聞きなれてるので、それと比べちゃってるというのもあるけれど、ちょっと迫力不足ですかね。でも、若くてイケメン(あんまり醜くない)なのは好みが分かれるところだと思いますが、見ている内に次第にファントムの心の動きに引き込まれていったのは確かです。

○舞台だと「パッと煙が出て消える!」と言ったらそれでおしまいなんですが(映画でもそういう表現方法はありと思いますが)、今回はいちいち床の切り穴を見せたりして具体的に表現してましたよね。
「ファントムの不思議な力……」というより人間性を重視した演出なのかな。なんかちょっと新鮮な気がしました。

○ファントムがオペラ座の地下に行くことになる回想シーンは、舞台版になかったもの。…ちょっと「エレファント・マン」?(^^;

○振付や衣装は舞台版と結構変わってましたね。個人的に「マスカレード」の皆で(クリスティーヌやラウルを含め)踊るところの振り付けが好きだったもので、そこだけは残してほしかったなあ。
舞台ではこの場面、半男半女というアシュラ男爵のような(^^;キャラがいて妙に気になってたんで探したんですけど、それも映画ではいなかったようです。映画版は黒白の衣装の人たちで人間の裏表性を表していたってところでしょうか。

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映画館で見る映画で「もう1度行きたい」と思ったのは初めてかもしれません。(舞台は何度も見てるクセにねえ(^^;ゞ)
私の隣の隣の子供が、声は出してないけど(いや、時々喋ってたけど)ずっとがたがたしてる座席の振動が伝わってきてて、一番泣けるところとかシーンとしてるタイミングを計ったかのようにくしゃみとかして(正に涙が引っ込んだ…)コンディションが悪い鑑賞条件でもあったというのもあるんですけど。(こーゆーのは勘弁してほしい、ホントに…。終わったらせめて睨んでやろうかと思ったら、本編が終わって私の隣のその子の母親共々すぐ席を立っちゃったので、睨む暇もなかった)
もう1回見たいなーと思います。

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ちなみに舞台版で見て一番印象深いのは、1989年、ウィーンで見たバージョンですね。
オペラ本場であるだけに、音楽的には非常にレベルが高かった。(森瑤子さんがエッセイで私と同じように「ウィーン版が一番良い」と書いてらしたのを見て、「そうよねー」と思った記憶があります)
劇場はテアター・アン・デア・ウィーンで、後に「エリザベート」を初演することになる劇場でした。

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コメント

>みきさん
こちらこそ! どうもありがとうございます。また覗かせていただきますねー。

投稿: おおはら | 2005/04/07 22:39

アドバイスありがとうございます。
英語の聞き取りが充分できないので
作品を選ぶ、というのもおこがましいんですけどね(笑)。

さて、私の「ブログ仲間」リンク集に
こちらとHAPPY GO LUCKY!
リンクさせていただきました。
事後承諾ですいませんが、よろしくお願いします。

投稿: みき | 2005/03/31 11:54

みきさん、こんにちは~。
今ウィーン版の「オペラ座の怪人」をBGMにし続けてます。

10月にNYに行かれるんですか! いいですねえ。

>おおはらさんお勧めがあれば
最新の作品はチェックしてませんが、私が見たものであれば「WICKED」かな。
これは今もチケットが取りにくいみたいなので、決めたら早めにネットで手配したほうがよいかと思います。
話は「オズの魔法使い」の悪い魔女を主人公にしたものですが、曲が皆素晴らしいのと、装置も振り付けもよくてそういう意味では穴(欠点)がない作品です。悪い魔女と良い魔女の掛け合いとかも楽しいし、最後はもう涙涙(って、こんなに泣いてたのは周り中で私だけだったようだが(^^;)。

「ヘアスプレー」も見ましたが、アメリカンミュージカル系が好きな方は良いかもしれませんが、私が見た時点ではオリジナルキャストの主役の人から代わった後だったので、ちょっとパワーが落ちてるかなという印象でした。(関係ないけど、休憩時間にトイレにいったらちゃんとヘアスプレーがおいてあって、ちょっとウケました)

投稿: おおはら | 2005/03/26 10:46

こんにちは。
ラスベガスからお帰りなさいませ。

セリーヌ・ディオンのショウは
まだやってるでしょうか?
前に衛星放送で見たことあるんですけど。

「オペラ座の怪人」
私のブロードウエイ初ミュージカルは
マジェスティック劇場でコレでした。
泣きましたね~、感動しました。
何度も見る方の気持ち、少しわかります。

さて、10月始めにNYへ行く予定なんですけど、
「オペラ座の怪人」以外で一本だけ見るなら、
何がいいでしょうか?
おおはらさんお勧めがあれば教えてください。
チケマスで見たら、「ヘアスプレー」ってのが
あったんですけど。

投稿: みき | 2005/03/25 08:16

「あ」嬢さま。わざわざお越しいただきありがとうございます! ヴァージニアから(@_@)(いや、ネットの世界に国境はございませんが、なんだかビックリしますねぇ)。

>アシュラ男爵
うわー、分かっていただけて嬉しいです(笑)。シンバル持った猿の人は覚えていない……次回見たときにチェックしてみます。

一番最近にファントム関連でナマで見たのは、去年の7月にブライアントパークの無料コンサートで、「オペラ座の怪人」の出演者が出て何曲か歌う、というものでした。今もその方たちが出演してるんでしょうかねぇ。結構年季が行ってそうなファントムの方でした。ヴァージニアからだとニューヨークまで結構掛かると思うんですが、ぜひご覧になって感想を聞かせて下さいませ。

私もまた映画が見られたら書きますね(^^)。
これからもよろしくお願いします。

投稿: おおはら | 2005/03/25 00:28

拙宅へのTB&記事内での御紹介、どうも有難うございます。
あちこちで何度も舞台版を御覧になっていらっしゃるのですね!
羨ましいです。ワタシも何とかして近いうちにマンハッタン再上陸を
実現させたいと画策しているところなのですが......。
映画館でまた御覧になることがございましたら、
是非是非また感想などお聞かせ下さいね。

そうそう、舞台版では確かにいました!<アシュラ男爵(笑)
シンバルを持った猿の人もいたような...

投稿: 「あ」嬢 | 2005/03/24 13:20

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