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2005/02/13

SHAKESPEARE'S R&J

(以下、ラストシーンなどに触れてます)
昨日見てきました。
2003年9月にロンドンに行った際に、TIME OUTをぺらぺらめくって「何見ようかな~」と思ってたときに、この作品の上演を発見。
「厳格な寄宿学校の男の子たちが、密かにシェイクスピアの『ロミオ&ジュリエット』を演じる…」と書いてあって、なかなか面白そうだなあ、と思ったものの、「英語でシェイクスピアだとついていけないかも(^^;ゞ」(以前、ストラトフォードアポンエイボンでシェイクスピアを見て、沈没し続けてしまった経験アリ)、と思い断念したのです。

そのときの記憶があったので、ぜひ見てみたいなあと思った作品でした。

出演者は4人だけ。正方形の木の床がステージ上に組まれていて、あとは椅子2脚とベンチ1脚だけのシンプルな舞台。他はチラシに載っている赤い長い布が、あるときはスカートになり、短剣になり、毒薬になり…と効果的に使われています。

2時間ちょっとでロミオとジュリエットを走り抜けます。出演者も4人だけなので、一人何役も演じてます。
抑圧された学校生活(それはグレーのベストとネクタイに象徴されている)にある男の子たちのほとばしる思いとか、本筋のロミジュリとがうまい具合に絡み合って、スピード感のある舞台でした。

一番の見物は佐藤隆太くんのジュリエットですね。全然キレイではないんですが(^^;、ジュリエットに一番最初になる瞬間のすっとしたたたずまい、劇場すべてがシンとなってしまうような一瞬にまず見とれました。

私の中では、ジュリエットのベストプレイは宝塚月組バウ公演の麻乃佳世ちゃんで、(天海祐希さんのロミオでした)、ジュリエットの可愛らしさ、恋を知ったきらめき、瑞々しさがすべて出てた(特に、仮死状態になる薬を飲む前の独白は、恐怖感やためらい、それを超えるほどの恋情の強さを見せて、ホントに素晴らしかった……今回の舞台はこの独白部分はあっさりカットでちと残念)、見ためはちょっとゴツイ佐藤君が麻乃佳世ちゃんに勝るとも劣らぬほどの可愛らしさを見せてくれた。ちゃんと男の子の肉体で持って、そして男の子の感情を持ちつつ、ある部分では誰よりも恋する女の子となる……、なんかすごいものを見せてくれた気がします。

今まで見てた佐藤くんはテレビでコミカルな演技をしてたものしか知らなかったので、こんなに芝居ができる人とは思わず、本当に嬉しい誤算でした。

2時間あまりかけて、ロミオとジュリエットを演じて、さて、最後にどういう着地点になるのだろう……というのがもう一つの興味だったのですが、また、初めの学校生活に戻っていく(のを暗示)してるような感じなのですね。最後にロミオ役の首藤康之さんがブツブツと台詞を独り言してフェイドアウトして終り。ちょっと弱い感じもあるかなあ。(でも、佐藤君は、その身にジュリエットの部分の余韻を感じました)ただ、カーテンコールでは、グレーのベストとネクタイを外してシャツ姿になって出てくるので、その姿で束縛からの(精神的?)解放を暗示しているのかもしれません。


HAPPY GO LUCKYもよろしく(^^)。

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コメント

遅遅コメントですみません(^^;。
佐藤隆太くんボーイズタイムに出てたんですか(@_@)。私が見たのは再演のときだったので、このときは出てなかったと思うんですが。
「木更津キャッツアイ」の映画版ももうすぐ放送になるみたいですね。見てなかったので楽しみ。

投稿: おおはら | 2005/03/24 00:56

佐藤隆太くんいいですよねー(^^)知らなかったんですがBOY'S TIMEでデビューされたそうですね。森山未来くんも大収穫ですが、あの舞台はいろいろな意味で豊作だったのですね・・

投稿: froufrou | 2005/03/05 15:05

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