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2004/11/29

アトリエ・ダンカン「8人の女たち」

27日にアートスフィアで見てきました。
映画版も見てますが、ミュージカルふうの映画に対してこちらは原作どおりのストレートプレイ。原作どおりっていっても、携帯やハイビジョンTVが出てきて設定は現代のようですね。
雪で閉ざされた豪邸の中で、一家の主人が殺されてしまう。犯人はその家にいた奥さん、娘、妹などの8人の女性…。密室のやりとりの中で、だんだん女性たちの人間性が暴かれていきます。

とてもアートスフィアの劇場の雰囲気に合った芝居でしたね。
女優さんたちの緊密に組まれたやりとりが見もので、見ごたえ充分でした。木の実ナナさん、相変わらず素敵。山本陽子さんも落としたトーンの声で、カッコいい女性です。安寿ミラさんは中年オールドミス女性役で、いちいち間合いがおかしく、ヤンさんのコメディセンス全開といったところ。(途中の変身シーンは、チラシと違ってスカーレット・オハラふうで、余計おかしかったですね)
毬谷友子さんのセクシー女中の謎めいた雰囲気が印象的ですね。この人の可愛らしさは、既に化け物級かもしれない…。

!!↓ここから、推理劇及び今回の舞台の結末に触れてますのでご注意!!

芝居の最後は、実は一家の主人は殺されておらず、末娘(ソニン)と共謀して、一家の女性たちの本当の姿を見るために仕組んだものでした。でも、それが女たちに分かった後、主人は女性たちに絶望して本当に自殺してしまう……というものでした。映画もそのラストシーンで(正確に言うと、その後ヘンな感じのミュージカルシーンで)終わってるんです。でも、舞台で見たらなんか後味悪くていやだよなー、と(既に結末を知ってる私は)思ってたのです。

でも、今回の舞台は、自殺の銃声が聞こえてみんな愕然とした表情で幕が下りるときに、主人がいる部屋で人影が動いているのが見える(=死んでない)というのを表してるんですね。結末としては甘いかもしれませんが、日本人的にはこういう結末のほうがちょっと気持ちはほっとするし、女性たちにやりこめられた?男性が一矢報いてぺろっと舌を出してるような……、なんかその姿が演出の江守徹さんに(勝手に)かぶって感じられました。

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